久しぶりの都会の朝

昨夜は都内のホテルに宿泊し、今朝久しぶりに通勤電車に乗りました。
東京生まれで東京育ち、池袋の雑踏で育った私ですが、千葉県民になって四半世紀も都会を離れると、人の流れの中をうまく歩けなくなっています。
思えば、電車大好き人間の私は、満員電車に毎日揺られる生活をすると、その電車が嫌いになってしまうと思って、成田空港という「僻地」勤務をあえて選んで、ラッキーなことに20代のころから今まで、満員電車とはほぼ無縁の生活を送ってきましたが、久しぶりに都会の通勤風景に接してみると、満員電車で毎日会社に通っているサラリーマンの皆様方は、本当にえらいなあと思います。


昔読んだ中原中也の詩集の中にサラリーマンの昼下がりを歌った詩がありました。
その詩は昼休みになって続々とビルから出て来て昼食に向かうサラリーマンの姿でしたが、これは会社へ向かう朝の通勤風景。見事なまでに一方通行の行進です。
こうやって毎日電車に揺られて会社へ通われている皆様方が、お休みの日に非日常、脱日常をお楽しみにいらしていただくいすみ鉄道は、やはり大切な役割があると思います。
そんなことを考えながら、明日からの三連休も頑張らないとなあと、今、私は雪の岩手山を見ながら考えているのでございます。

寅さん風に
「労働者諸君、本日も労働ご苦労様です。」
さあ、私もスタンバイしなくては。
お仕事お仕事。