幸せな人々

国鉄形観光急行の検査の最後の仕上げ。
それは交流加圧です。
実際に交流の電気を流してみて、きちんと機能するかのチェックなのですが、実は直江津構内は直流区間で、交流を流すことができません。

だったら糸魚川へ持って行って交流を流してみればいいじゃないですか?

まぁ、そりゃそうなんですが、検査途中の車両を糸魚川へ持って行くことは基本的にはできません。例えば他の列車を全部止めて自走して行ったとしても、もし、不具合があったらどうするのですか?
動けなくなっちゃいますよ。

ということを考えると、やっぱり自走させるわけにはいきませんから、JRから機関車を借りてきて糸魚川まで引っ張っていくことにしました。

そして、それが今日の日中に行われました。

ディーゼル機関車がパンタグラフを下げた電車の編成をけん引するという超珍しい列車です。
そして、こんな列車が走るとあっては、どこからともなく幸せになるのが得意な人たちが集まってくるのです。

どうですか?
皆さん幸せそうでしょう。
珍しい列車が走るだけで、こういう幸せな空間が生まれるのがえちごトキめき鉄道なのです。

しかし、皆さん、どこからこういう情報を仕入れるのでしょうか。

私はいつも思うのです。
この幸せそうな皆様方が、持ち前の調査力と洞察力と行動力をお仕事に使うことができたら、きっと出世するだろうなあと。
でも、まぁ、それができたら人生苦労しないか。

何しろ平日だし、推して知るべし、ってとこか。

皆さん、いい写真が撮れましたか?

トキめき鉄道で幸せになれた皆様方は、その分他の人を幸せにしてあげないといけませんよ。
幸せのひとり占めは不幸の始まりですからね。
なぜなら、そこには欲があるからです。

本日も皆様ありがとうございました。

観光急行は予定通り27日から運行再開となります。