久しぶりにおいしい駅弁

9月にふらりと出かけた旅先で久しぶりにおいしい駅弁に出会いました。
信越本線の直江津駅の駅弁です。
タラを使った駅弁は珍しいので、迷わず購入。
1100円。


そうしたらタラの甘露煮と半生に焼いたタラコがのっかって美味、美味。
JRの関連会社が作っている弁当はどうも本来の駅弁ではないし、コストパフォーマンス的にも今一つといいましたが、これは駅前のホテルが作っている弁当ですから、「半生のタラコ」のような食材も普通に使えるのだと思います。
一緒についているわさび漬けも美味、美味。
コーヒークリームみたいなパックに入っているわさび漬けでは、いくら美味でも風情がありませんが、このお弁当のわさび漬けはご飯にドーン。
さすが直江津。日本海の食材の勢いが違います。


こちらはカニずし。
かにのむき身がドーン。
900円。
隣に写っているのはするめの天ぷら。
380円。
別に1人でこれだけ食べ食べたではありませんのでご安心ください。
駅弁に限らずコンビニの弁当もそうですが、昨今は工業製品のような弁当ばかりになってきています。
お客様においしいものを食べていただこうという気持ちよりも、何かあったら困るから、殺菌、衛生、品質管理最優先なんでしょうね。
行き詰ったり、迷ったりしたときは基本に戻る。
これが私の基本ポリシーです。
駅弁というのは鉄道会社が利益を出すためにあるのではなく、地元の皆さんが、鉄道のお客様に地元の食材を使って、おいしいものを食べていただく、ということが基本のはずですが、最近はなかなかその基本的なことができていないようです。
そんな中、久しぶりに見かけたおいしいお弁当でした。