賛否両論弁当

最近はFACEBOOKなどで、皆さんいろいろな食べ物を紹介するようになりました。
見ていると、自分なら絶対に食べない様なものを皆さん召し上がっているのがとても興味深いので、私もいろいろなところで食べたものを記録する意味も含めてご紹介していきたいと思います。(正直、ブログのネタ切れ対策でもありますが・・・)
こんなもの喰ってるからその腹になるんだ! と仲間たちからは言われそうですが、まあ、人生、喰えるうちが華ですから、ということでお付き合いください。
さてさて、今回は東京駅で買った駅弁、「賛否両論弁当」をご紹介。
能書きはこうです。
日本料理 賛否両論
店主・笠原将弘氏は、日本料理の風雲児としてTVや雑誌でも引っ張りだこ。
2004年恵比寿に「賛否両論出るのを覚悟で」開いた店は、今や予約が取れないほどの人気店に
とあります。
そしてこの弁当は
笠原氏ならではのユニークな素材の取り合わせや、ひとひねりのアイデアが加味され、なじみのおかずも新感覚の本格和食に大変身! 酒の肴としても楽しめるお店の人気メニューをひと口サイズにし、種類豊富に詰め合わせた欲張りな御膳です。
と書かれています。

まず、掛け紙がこれ。
普通ならうまそうな、買いたくなるような、食べたくなるような、そして掛け紙そのものをコレクション保存したくなるようなデザインだと思うのですが、この弁当はそんなことは全く無視。
1500円の価格を考えると、ちょっと買う気にならないかもしれません。
私はあまのじゃくですから、「ははあ、これはよっぽど内容に自信があるんだなあ。」と思わず手に取ってみた次第です。
そして新幹線の座席に座って、蓋を明けた状態がこちらです。

おしながき
帆立おかき揚げ
ごぼうおかき揚げ
うなぎ蒲焼フライ
金針菜
葱たっぷり玉子焼き
海老しんじょう
木の子の揚げしんじょう
サーモン味噌焼
鶏つくね照煮
鶏唐ポン酢
白菜の和風コールスロー
里芋れんこん黒胡椒麻煮
鴨ロース
昆布佃煮
じゃこ山椒白飯
鯛飯
の16種類です。
朝ごはんに食べましたので、酒の肴としてではありませんでしたが、お味の方は確かに賛否両論あるかも。
売り上げに響くといけませんからコメントは差し控えさせていただきますが、サーモン味噌焼はうまかったなあ。
でもね、最近、JRの関連会社を間に通して販売している弁当は、コストパフォーマンスというか費用対効果というか、価格の割には食材、味などがいまいちなものが多いような気がします。
地元の駅前食堂などが汽車が着く時間に合わせて作っていた昔ながらの駅弁を望むのは、今や難しいことなのでしょうか。
労働者諸君!
搾取しているのは経営側だけではないのだ!
世の中の大きなシステムに乗っかると、搾取されて残ったところを分配されるスズメの涙ほどのサラリーから購入するつかの間の楽しみである駅弁すら、搾取された残りを食べなければならないという現実を改善するために立ち上がろうではないか!
と言いたくなるのは私だけなのだろうか。
今回の学習
購入動機はこの賛否両論弁当というネーミングに引かれたことです。
文句があるのなら、買わなければよいだけで、もしそれでお客様が離れて、淘汰されてしまうとしたら、商品提供する側の責任です。というのが明白でよろしい。
いすみ鉄道も観光路線として、外から乗りに来るお客様にしてみれば賛否両論鉄道です。
要は、観光地としてお客様の選択肢に入るかどうかはお客様が決めることであって、すべてのお客様に万人受けするような鉄道を目指す必要性はないということです。
色々クレームをする人がいますが、一番いけないのが、来たこともないのに、ああだこうだと電話や手紙、メールで言う人。
これは全く相手にされません。
次は、来ていただいたけど、自分の嗜好に合わない人。
これは「ごめんなさいね。来るところを間違えましたね。」と言うしかない。
とある意味「高ビー」なものの言い方をしている私ですが、そんなことをお客様の側から考えさせられる駅弁でした。
第1回は問題提起に終わってしまいました。(スマン)