9年前の出来事

Facebookというのは面白いもので、何年か前の今日に投稿した出来事が突然出てきます。

去年の今日、何してたか?
3年前の今日、5年前の今日。

私の場合はどこで電車に乗って、どこで何食べた的なことばかりですから、備忘録と言ってもつまらないことばかりなのですが、今朝ポップアップしてきたのはこの写真です。

今から9年前の2015年3月5日に加山雄三さんがテレビ朝日の「ゆうゆう散歩」という番組で大多喜駅にやってきてくれたのです。

番組で私と対談したんですが、うわさには聞いていましたけど、加山雄三さんは筋金入りの鉄ですね。
それも、蒸気機関車の話が大好きで、止まりませんでした。

「C62は良いねえ。」
って、いきなり形式の話。

通っていた学校のすぐわきを東海道本線が走っていたことから、気になって気になって勉強どころじゃなかったとおっしゃっていました。

列車はいつも定時にやってくる。
音を聞いただけで何の列車かわかったぞ。

そんなお話でした。
何しろ当時の東海道本線は日本の大動脈でしたから、花形の特急列車が次々とやってきていたのでしょうね。

加山雄三さんは1937年(昭和12年)生まれ。
戦後、東海道本線に特急「はと」が復活したのが1949年(昭和24年)ですから、小学校6年生ということになりますね。
おもしろい時代だったのだろうなあと、お話を聞きながら思ったことを思い出しました。

撮影は車両の中などで行いましたが、車内に昭和の国鉄のポスターが貼ってありまして、それが「フルムーンパス」のポスターだったのです。

「あれ、いいのが貼ってあるねえ」って

上原謙さんと高峰三枝子さんのやまぐち号の横で撮った例のポスターです。

ご存じの方もいらっしゃると思いますが、俳優の上原謙さんは加山さんのお父さんですからね。
そんなポスターと見つけられて、さらに話に花が咲きました。

撮影終了後、スタッフのみんなで写真を撮っていただいてもいいですか?とお聞きしたところ、気さくに対応していただいた時のカットです。

「お元気ですねえ。」
と申し上げたら、
「今朝もステーキ食べてきたぞ。」
って。

当時は78歳だったことになりますね。

最近お体の調子があまりよくないとお聞きしていますが、お元気でご活躍されることを祈念しています。

もう一度お会いしてお話をお聞きしたいなあ。

今日はそんなことを思い出しました。