ロケ地巡り

今日明日は3か月に一度のビョーインの定期検査の日。
朝から夕方までビョーインで、帰ってきたら暗くなってたという一日でした。

ということで、なんとなくパソコンで動画を見始めたのです。

松本清張原作のドラマ「ゼロの焦点」

▼1961年の映画の予告編はこちら
https://www.youtube.com/watch?v=rkyFCzl09Fc

東京と金沢を結ぶ夜行列車が何度も出てきますが、たぶん北陸本線の旧線を走るC57が引く夜行列車が、明け方の親不知付近を通過するシーンだと思います。

これは前に見て、内容はだいたい覚えているのですが、今日見たのは1991年にドラマ化されたバージョン。

AIの仕業でしょうか?
たまたまポップアップしてきたのですが、私はそのAIにまんまとはまってしまいまして、2時間近くパソコンにかじりついていましたので、相葉ちゃんが出てる帰れマンデーを見そびれたのであります。

で、1991年版のゼロの焦点はテレビドラマでして、眞野あずさが主演ですが、1991年の時点で昭和30年代前半のシーンをどうやって撮影していたのか。
私の興味はもっぱらそこなんです。

上野から金沢に向かう夜行列車のシーンは、それなりに旧型客車を使ってますね。
走行シーンはSLなんですが、大井川鉄道のC11が旧型客車を引いているシーンが、昼間の撮影ながらわざと暗くして撮っているという方法で、何度も登場しました。
ところが、上野駅と金沢駅は駅構内で撮影していまして、たぶん上野駅だと思いますが、夜行列車はブルートレイン。13番線かな。
発車していくところはSLがけん引している演出になってます。

金沢駅はこのシーンです。

本当に金沢駅なのかどうか。
当時の地表駅時代のシーンですが、隣のホームに白い車体に青い帯の455がいたりしますから、JRになってからどこかの駅で撮ったのだと思います。
後ろに白い455がいたら昭和30年代のシーンとしてはかなり無理があると思いますけど、劇場映画ではなくてテレビドラマですから、作り込みという点ではこの程度なんでしょう。

失踪した旦那を探して能登へ出かけるシーンでは、こんな七尾線が出てきました。

茶畑の中を走る七尾線です。(爆)

羽咋の駅でのシーンはこちら。
おぉ、大井川鉄道の新金谷駅ではありませんか。
ここは今でもほとんど変わりませんから、昔のシーンを撮影するなら今でも使えそうですね。
NHKの朝ドラでも出てきますから、大井川鉄道は貴重な存在です。

でも、上野と金沢を結ぶ列車がC11ではありえませんねえ。

これから昭和のシーンを撮りたい場合は映像屋さんの皆さんはどうするのでしょうか。

でもね、トキ鉄なら直江津駅や妙高高原駅に昭和の時代そのままのホームが残っていますし、原色の455もいますから、昭和40年代、50年代であれば、ドラマでも映画でも対応できますよ。

たぶん、良いのが撮れると思うんだけどなあ。

いかがですか?
プロデューサーの皆さん。
新幹線で2時間ですからね。

ぜひぜひトキ鉄で1本昭和の映画を撮ってみてください。
列車の中での殺人事件なんかもOKですよ。

https://www.youtube.com/watch?v=Z4d8qra1nPI
▲私が見た1991年のドラマ「ゼロの焦点」はこちら。

でも、若い皆様方にとっては、ゼロの焦点といえば2009年の広末涼子主演ですよね。

昭和の時代設定だとは思いますが、どんな感じに撮られているのでしょうか。
まだ見てないんですけど、有料配信で見なければ。

オジサン的には、たとえ旧型客車が出て来ても、窓枠がアルミサッシ化されてたら「違うだろう!」なんて文句が出ますから、そういうところを見つけるのが楽しみなのであります。

広末はどうでも良いんですけどね。

女性ならあの時代はあんなメイクしてない! とか思うのかもしれませんが。

ネタバラシするなよ。