東武特急スペーシアX

昨日のイベント、東武ファンフェスタにいらっしゃるのであれば、ぜひ最新型の特急「スペーシアX」を体験してみてください。

このところ東武鉄道さんと交流を持たせていただいておりまして、そんなお話をいただきました。

ということで今日はいろいろと勉強させていただきましたよ。

で、感動3つ!

そのお話です。

浅草駅で発車を待つ「スペーシアX」。
乗車したのは1号車のコックピットラウンジです。

で、感動その1。

運転士さんが発車前に客席に出てきて「ご乗車いただきましてありがとうございます。私が担当運転士です。」とご挨拶をするんです。
飛行機では会社によってはファーストクラスの客席に出てきてご挨拶をする場合もありますが、電車では初めて見ました。
いつだったか、今年の夏ごろに、新幹線の電車が上野を発車して外に出たあたりで車内アナウンスで「私が本日運転を担当しております○○です。」って自己紹介してましたが、いつの間にか消えてしまいました。

あれは何だったんだろう。

もちろんトキ鉄でも人によっては発車前に客室に出てご挨拶をする人がいるにはいますけど、あれは個人の価値観に基づくもので、東武の場合は、たぶん、一つの儀式なんでしょう。

旅へのわくわくが高まります。

記念撮影。

でもって、私、聞いたんです。

「すぐ後ろでお客様に見られてるのって、イヤじゃないですか? 写真や動画も撮られて。」

そうしたら、「全然イヤではありませんよ。この電車を運転できるのが誇りですから。」とのお答え。

すごいなあ。

そしたら運転士さん、「今度455に乗りに行きます。」って。

しまった。面が割れてる。(爆)

雪月花じゃなくて455っていうところが憎いね。

ということで、運転士さんのご了解も得ましたのでお得意の前面展望かぶりつきで浅草を出発!

ご存じの急カーブで隅田川を渡ります。

左手には言問橋(ことといばし)。
次のとうきょうスカイツリー駅は、私にとっては業平橋(なりひらばし)と言った方がピンときます。

言問橋と業平橋と言えば、かつての東京少年としてはすぐに出てくるのが在原業平(ありわらのなりひら)の歌。

「名にし負わば いざ言問わむ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと」

やだなあ、教養がほとばしる!(爆)

(気になる人は調べてね)

さて、快適なスペーシアXの旅は下今市駅で下車。

ここからはこちらです。

そう、SL運転のために整備された下今市機関区。
ここで感動その2!

こんな歓迎をしていただきました。
ありがたいですねえ。
大事ですよねえ。
そして手が込んでいます。

色々見せていただいて、ありがとうございました。

そしてSL乗車です。

このC11‐207号機はJR北海道から借りているものということで、昔懐かしい2つ目。
「カニ目」と呼ばれているそうです。

蒸気機関車というのは通常真ん中の煙突の手前にライトが付いていますが、なぜ2つヘッドライトが付いているかというと、車内のご案内では「霧が濃い地域を走っていたから先が良く見えるように」とのことですが、私の記憶とはちょっと違います。

2つ目C11は苫小牧に居て廃止された日高本線を走っていましたが、もう1か所、2つ目の9600が走っていたのが倶知安。
霧が濃いところは他にいくらでもあるのですが、私の記憶ではヘッドライトに雪がこびりついて前が見えにくくなるから。ちょうど除煙板の上の部分が上昇気流が起きる場所なので、ここにライトをつけておけば氷雪がこびりつかないから。
ということを、50年ぐらい前にどこかのお兄さんから聞いた記憶があります。

光量だけの問題であれば、当時はシールドビーム補助灯を取り付けている機関車もたくさんいましたからね。

さて、SLの旅は鬼怒川温泉駅までの約30分ほどで終了。
ちょっと乗る感じで、これはこれでよいかもしれません。
そして平日にもかかわらずこんな感じでたくさんのお客様がいらっしゃいました。

で、感動その3!

駅前広場にターンテーブルがあって、そこで機関車の儀式が行われていること。
そして、機関車に連結されている緩急車にはクリスマスの飾りつけ。
今SL列車で到着したアテンダントさんも皆さん駅前広場に集まって、ちびっ子たちと記念撮影をしています。

もちろんトキ鉄でもレールパークで同じようなことをやっていますが、大手鉄道会社である東武鉄道が、部署を越えてきめ細やかなサービスをしているということは、小さな所帯のトキ鉄はもっとできることがあるのではないかと思いました。

最初に申し上げました通り、最近トキ鉄は東武鉄道と交流をしていますので、SLアテンダントさんも雪月花に乗りに来てくれていて、うちのアテンダントの仕事ぶりを見てくれていますし、レールパークも見ていますから、そういうところを参考にしたとのこと。

いやいや、なかなかどうして、大手鉄道会社の東武鉄道が、ここまでいろいろやっているとは、うかうかしてられませんね。

もちろん、いろいろ課題もおありのようで、私も気づいたところいくつもありましたが、そういうお話はここではしませんよ。

私のオンラインサロンで、有料記事としてお話させていただきます。

最近、このブログの読者がかなり増えまして、株式会社の営業のことを全く理解していないような人が「けしからん」と言ってくることもあるようですから、核心に触れるお話はこちらではしないことにしておりますので、どうぞご了承ください。(爆爆)

ご興味のある方は 「DMM 鳥塚」 で検索してみてくださいね。

ということで、東武鉄道の皆様、本日は大変お世話になりましてありがとうございました。

そうそう、「東武のロマンスカー」って言ったら、「ロマンスカーは小田急でしょう?」と言われたんですけど、ロマンスカーって、2人掛けの座席のことをロマンスシートって昔は言ったんです。
4人掛けをボックスシートと呼ぶように、特急車両のような2人掛けの座席をロマンスシートと呼んでいて、その座席が取り付けられている車両だからロマンスカーと呼ばれるようになったのです。

嘘だか本当だか知らんけど。

私はロマンス、つまりただならぬ仲の男女を乗せて温泉へ行く特急電車だからロマンスカーだと個人的には思っていて、だから箱根へ行く小田急も、鬼怒川へ行く東武もロマンスカーなのです。
したがって、京成のスカイライナーはロマンスカーではない!

というのが私なりの定義ですが、関西ではどうも違うようですね。

はい、「乗ろうよ東武のロマンスカー」 どうぞ!

https://www.youtube.com/watch?v=b2lajRdeubo