長い一日

今日は長い一日です。

朝から明日の早朝未明までお仕事です。

まずは朝通常通りに会社へ来まして、8:43の快速列車のお見送り。

朝から夕までのお客様が本日は9名。
テーブルの上の袋は朝食サービスのおにぎり弁当。
通常1ボックスに1名なんですが、今日は2名でお申し込みになられた方が1組いらっしゃって、9名様で出発です。

私は快速電車ではなく、ぶら鳥≪能生カニ編≫のお客様20名様をご案内して回送電車に乗車してレールパークへ。
今日のお客様は皆さん鉄道少年のなれのはてと思われる大きなお友達です。

レールパークでD51に乗って、オヤ31おいらん車の見学をして、ラッセル車も見て、一通り終わった後に観光急行1号に乗車します。
大きなお友達をお目当てに、さっそく455神社がやってきました。

皆さんすかさずお財布から1000円札を出して賽銭箱に。
賽銭箱がすごいことになりました。
というのも、今、455神社では1000円お賽銭を入れてくれた方に千社札を差し上げておりまして、自分の名前を書いて神社に貼れるシステムを導入。皆さん「乗車した証」を残そうと、こぞってお賽銭を入れてくれますので、つまり、こういうことなのであります。

さて、列車は能生駅に到着いたしました。
ぶら鳥にご参加いただきました皆様で記念撮影です。

お昼前から直江津は強風で、歩くのもままならないほどすごいことになりましたが、頚城トンネルを抜けた能生駅はこんなに良いお天気。桜も散らずにまだ頑張ってくれていました。

急行電車を見送った後は駅前の汐路さんでカニのフルコース。
東京で食べたら何万円?というボリュームに皆様大満足です。

そしてお目当ての桜の撮影会。
直前まで曇っていたんですが、ちょうどお天道様が顔を出してくれました。
皆さん、いい写真撮れましたか?

その後、観光急行3号に乗って糸魚川へ。
乗り合わせた子鉄君に結解学先生が話しかけました。

実は結解学先生はお兄さんの結解喜幸先生の後をついて、小学生のころからカメラを持って鉄道を写していた方で、子鉄君を見てうれしくなったのでしょう。
「この爺さん(自分のこと)のころは夜行列車に乗ってC62を撮りに行ったんだぞ。455も何度も乗ったぞ。」と言うと、子鉄君はうらやましそうに話を聞いていました。

「僕は国鉄に育ててもらっているようなもんです。」と子鉄君。

どういう意味かは分かりませんが、気持ちは伝わりますね。

50歳以上も年が離れているのに共通の話題で盛り上がれるのは鉄道の素晴らしいところでしょう。

そして糸魚川に到着すると、なんと珍客が。
オヤを見た後キヤですから、皆さん大満足のぶら鳥≪能生カニ編≫でした。

そして日が暮れると夜行列車の準備です。
高田の観桜会も強風で桜が散って、みぞれが降り始めましたので、臨時の「しらゆき」もガラガラでした。

でも、トキ鉄の夜行列車は満席。
455には朝から乗られている人も多く、ぶら鳥の延長の方も、にこにこ笑顔で22時前に出発していきました。

さて、今夜の夜行は「夜桜夜行」。
能生で桜のライトアップをして長時間停車を行います。
夜鳴きそばのふるまいも午前1時から能生駅でとなりますので、私はこれから能生駅に向かいます。

お仕事から解放されるのは午前3時ごろ。
そして明日は朝一番の新幹線で千葉へ戻る予定です。

なかなかハードではありますが、お客様と同様に夜行列車でくたくたになるという体験をしたいと思っています。
なぜなら、こういう体験もそういつまでもできるわけではありませんから、今のうちなのです。

強風と気温の急降下で、直江津はみぞれでしたが、山の方では雪になっているようです。

間もなく23時。

なんだかおもしろい長~い1日はまだまだ続きます。