8月8日 テレビ出演します。

8月8日にテレビ出演します。

夜10時から。

日経プラス10

日経新聞のニュース番組です。

なかなか黒字にすることができなかった私が経済新聞のニュース番組に呼ばれる。
なんだか不思議な気持ちですが、全国各地を歩いていると、「なるほどなあ」と理解できるようになりました。

そういう話をして欲しいということですので、皆様どうぞご覧下さい。

BSテレ東、22時から始まって最初の30分がニュース。そのあと22時30頃かららしいですが、その日に大きなニュースが入ればカットされるらしい・・・です。

ということで、せっかくですから珍しく経済の話。
私としてはちょっと経済について心配なことがあります。

私は経済の専門家でも金融の専門家でもありませんから一人前のことは言えませんが、日韓関係のお話。
日本政府は韓国政府から「犯人だ、加害者だ、盗人だ」といくら言われても、一貫して言っていることは「国と国との取り決めを守って欲しい。」「約束をきちんと守って欲しい。」ということ。

皆さん、どうして日本は何を言われても反論せずに、「約束をきちんと守って欲しい」とだけ言い続けるか。
あくまでも私感ですが、これは実に恐ろしいことで、「韓国は国と国との約束を守らない国ですよ。」と世界に発信していることになります。

世界中の外相が集まる会議でも、経済大臣が集まる会議でも、「国と国との約束を守ってください。」
それに対して韓国は、「日本がすべて悪い。」と言い続けていて、国民が感情的になって日本をボイコットというニュースが全世界に流れる。

全世界の人たちはどう思うでしょうか?

国と国との約束というのは、言葉を変えれば「信用」です。
「韓国は信用できない国だ。」という印象を自分でばらまいていることになります。

ということはどうなると思いますか?

韓国と貿易取引をしても、ちゃんと支払ってもらえるかわからない。
なんだかんだ言って、反故にされるという印象を全世界が持つことになりますね。

某金融サイトの韓国ウォンと円とのレートです。

8月1日を境にグラフが跳ね上がっていますね。
グラフが右肩上がりになっていますからこれは円高になっているということです。
つまり、4月の始めに100円で1000ウォンだったものがじりじりと円高ウォン安になって来ていて、8月に入ってポンと急激に円高になっています。この表で見ると1125ウォンぐらいでしょうか。
どういうことかというと、韓国人にとって4月に1000ウォン出せば買えた商品が、今では1125ウォン出さなければ買えなくなっているということです。

こちらは別のサイトのグラフ。逆の関係を示しています。
ウォン安になっていることがわかります。
このあいだまで0.1、つまり1000ウォンが100円だったのですが、今は0.875になっている。
つまり、1000ウォンが87.5円。
1000ウォン出せば100円の品物が買えたのですが、今は87円の品物しか買えなくなっているということです。

ウォンの価値が下がっている。
ということはウォンを持っていると換金できる日本円の金額がどんどん少なくなっていく。
だったら早いところ手放したほうが良い。
そうなるとさらにウォンの価値が下がるという負のスパイラルに入っていくということです。

この表は少し大きなスパンで表示していますが、2016年の後半に今と同じような状況になっていますね。この時にあったのは慰安婦像の問題です。
岸田外務大臣の時に日本が10億円を出資して基金を作りました。これで不可逆的解決、つまりもう後戻りはしませんと国と国とが約束したにもかかわらず、その約束を反故にして慰安婦像を立てて「責任を取れ!」って大騒ぎを始めた。
そうしたらウォンが急激に安くなったんです。

つまり、信用できない国の通貨は、やはり信用できない。
これが世界の判断なのです。

その前に2008年から2012年にかけて下落しているのがリーマンショックに端を発した韓国の通貨危機です。
ウォンというのは外国では信用されていない(流通性が低い)通貨ですから、韓国は貿易の代金を払うためにはドルで支払わなければなりません。自国の通貨が大幅に下がってしまうと、ドルに換えるためにはたくさんのウォンが必要になります。
つまり債務が超過することになるわけです。

日本の円は世界的な信用がありますから、これが日本と韓国の大きな違いです。

では2008年の通貨危機の時にどうしたかというと、日韓通貨スワップと言って、緊急に日本がドルを用立てて、つまり韓国に多額のドルを貸し与えて、そのお金で債務超過を防いだのです。

通貨スワップというのは日本銀行と韓国銀行がお互いに緊急に通貨を融通しあうこと。
簡単に言うと、夕方「困った!」というと翌日の朝には何億ドルも相手の銀行に入金される仕組みで、日本は韓国に資金を融通しましたが、韓国からは融通してもらっていないという、自国の利益にはならないにもかかわらず、一生懸命助けてきたのです。
そして、一時しのぎをして何とか持ち直してきて、2013年位からよくなってきた。

それをこのグラフは示しています。

その日韓通貨スワップは2015年に終了しています。

その後、慰安婦像を持ち出して約束を反故にしたり、最高裁判所が日本企業の資産凍結の判決を出したり、あるいは新聞社の支局長の出国を禁止したりと、日本を制裁するようなことが連続して、日本としては「とてもじゃないけどお金を貸すことができない国」になってしまいました。

そして今回の反日運動は長期化しそうだという見込みになるわけで、だとしたらどうなるでしょうか。

それがウォンの暴落を招きそうで、私は心配なのです。

韓国の大統領はきっと経済の知識がないのでしょうね。
それともよほど自信があるのでしょうか。裏付けのない自信が。

なにしろ、「国と国との約束が守れない国」ということになれば、お金を貸すのがためらわれますからね。まして、世界的に信用がある日本が、「韓国は約束を守らない」と言っているのですから。

その兆候が見えてきているのがここ数日の為替レートのような気がしてなりません。
この件についてテレビや報道ではあまり言われていないということがなおさら不気味でもあります。

もっとも為替というのは2国間だけの話ではありませんから、もっともっと複雑なんですが、でも、米ドルとウォンの関係も同じようになっているんです。

とまあ、こんなモノの見方もあるということをご理解いただければと思います。

でも、8日の日経ニュースではこんな話はいたしませんよ。
私が呼ばれているのはローカル線をどうやって上手に使って地域が豊かになるか、というテーマでございます。

そうそう、テレビ局からお声をおかけいただいた時に、頑張っているローカル線ということで銚子電鉄さんをご紹介しましたので、銚子電鉄を取材したVTRが出ると思います。
銚子電鉄ファンの皆様もどうぞご覧下さい。
もちろん、いすみ鉄道の話もいたします。

ただし、私が社長だったときのお話です。