今日は井川へ行きました。
大井川鐵道は2つの路線から成り立っています。
金谷駅から千頭駅までの大井川本線と、千頭駅から井川駅までの井川線。
大井川本線は約40km、井川線は約25kmです。
この距離は東京から成田空港へ行くのと同じ距離で、常磐線だと土浦、東海道線だと平塚と同じぐらいの距離を、大井川に従ってただひたすらさかのぼっていくのですが、その終点井川駅は実は静岡市葵区。
新幹線が発着する静岡駅も静岡市葵区ですから、同じ行政区域なんです。
おもしろいと思いませんか?
なので、今日は掛川の自宅からいったん静岡市へ行きまして、安部川沿いにさかのぼって井川へ向かったのであります。
ところがこれが大変な難路でして、多分地元の人はふつうに走ってるとは思いますが、舗装されているとはいえまるで林道のようなくねくね道を走ること約2時間。
掛川の自宅を出てから3時間かかって静岡市葵区の井川集落へ到着しました。

途中工事でこんな区間もありまして。
もうすごい山道で、ていうか、静岡市葵区ってすごい所なんです。
日本で一番高い山は言わずと知れた富士山で、標高は3776m。
では2番目に高い山はと言うと南アルプスの北岳で、標高は3193m。
それに連なる南アルプスの東岳が静岡市葵区で3141mですから、あの新幹線の静岡駅がある静岡市葵区が南アルプスまで続いているのです。
だから井川へ行く道も簡単に考えるほど甘くはなく、日曜ドライバーのお父さんが運転するファミリードライブには向かないような難所だったのですが、その分景色は素晴らしいものがありまして、人生初の体験をさせていただきました。

静岡市から2時間の山越えドライブで井川湖が見えてきました。
エメラルドグリーンの水面が感動的です。


井川湖です。
ここは静岡県では「オクシズ」として観光地化していますが、なかなか来ることはできない場所です。



こんな立派な橋がありましたので、車を止めて見ました。
この橋ができたのが昭和31年。
井川ダムは昭和32年ですから、この時代は奥へ奥へと電源開発が進んでいた時代だったことがわかります。
リニアの工事はここからさらに2時間も山に入った(もちろん車で2時間)場所ですので、今日はここで引き返しましたが、井川大橋というつり橋もありました。



車も通れるとのことでしたが、ちょっと渡る気はしませんでした。

井川の集落の中で見つけたバス停。
昭和っぽくてけっこう絵になりますね。
こういうのを最近の若い人たちはエモいというのでしょうか。


井川ビジターセンター。
こちらでお昼ご飯を頂きました。



いただいたのはカツカレーでしたが、ていうか、こういうところでは蕎麦系かカレー系が無難なのであります。
と、タカをくくっていましたが、このカツカレーが唯ものじゃない。
大きくて肉厚でジューシーで、1枚1枚丁寧に仕込んである揚げたてのとんかつ。
見た目は大したことなさそうですけど、私にはちょっときついほどのボリューミーなカツカレーでした。
ごちそうさまでした。



次に向かったのが廃校になった小学校を利用した南アルプスユネスコエコパークミュージアム。
よくあるいわゆる廃校を活用した施設、と思ったのですが、なかなかどうして半端じゃありません。

フォッサマグナの歴史から現代にいたるまでの成り立ちが絶景動画で説明されていて、収蔵品も含めて感動的でした。


入館料はあなたが決めてください。
そんなシステムで運営されていて、「大井川鐵道の社長です。」と言ってお邪魔した手前ワンコインというわけにはいかず、やはり1000円だろう。
そう思って1000円札を入れたのですが、上記の動画を見ただけで、「あっ、これは1000円以上の価値がある」と思ったのであります。




2回にはカフェがあって、こういうところのカフェって入ってみたくなるじゃないですか。
でもさっきカツカレー食べたばっかりなので。
そう思っていたらちょうどジェラートがありまして。
このジェラートが半端なくおいしかった。

窓からの眺めも良いし。
井川湖の水の色って不思議な感じがしました。

トイレもきれいだし。
トイレって大事ですよね。
さすが静岡市葵区。
雲古はしなかったよ。

ご案内いただきました副館長の望月さん。
ありがとうございました。


さて、私が次に向かったのは森の中の踏切を超えたところにある接阻峡(せっそきょう)温泉駅。
実はこの駅、駅から徒歩5秒で温泉に到着します。

駅舎の中に温泉を引き込んでいるところは数か所ありますが、まったく別の経営でこれだけ駅から近い駅前温泉は日本でもここぐらいではないか。
そう思えるほど近い温泉ですが、今、井川線の観光列車化にともない、列車の乗車と温泉の日帰り入浴をセットにしたプランを作ろうと思っています。



そこで温泉を見せてもらったのです。
露天風呂もありまして、露天風呂はふだんはカバーがしてあって、落ち葉や虫が入るのでしょう。お客さんが入る時にこうしてカバーをとって入っていただくそうです。
おかみさんから
「社長さん、ぜひ入って行ってください。」
と言われたのですが、私は美女が一緒じゃないと温泉には入りませんので、
「今度美女を連れてきますから。」
と言って丁重にお断りしました。
ていうか、勤務時間中ですから。(爆)

なもので、これを一ついただいて来ました。
本当は入りたかったのですが、会社に戻る時間だったもので、申し訳ございませんでした。
いやはや、丸一日がかりでしたが、井川線は見所たくさん。
宝物の宝庫ですね。

そうそう、駅徒歩5秒の駅前温泉にはこんな看板が残っていました。
こういうのが宝物なんです。
観光資源なんですよ。
本日は井川線の一番奥、井川を訪ねてみました。
接岨峡温泉は川根本町ですが、静岡市から川根本町に入ると道路が見違えるほどよくなっているのが興味深い現象でした。
井川の集落巡りは車じゃなければ難しいとは思いますが、井川駅からなんとか巡れるコースが作れないものか、考えてみようと思います。
ということで、本日お世話になりました皆様、ありがとうございました。
皆様どうぞ良い週末をお過ごしください。
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