Go To で To Go

この週末は久しぶりに千葉へ戻って地元で友人と飲みました。

友人が「今週はね、カミさんも子供もいないんだ。」と言うので、「どうした?」と聞きましたら「大阪へ行ってる。」と。

Go Toで往復の飛行機とホテル1泊が付いて12000円だそうです。

だったら行くよね。

大阪まで片道羽田から正規運賃で2万ですから。

10月1日から東京の皆さんにもGo Toが適用になるとかで、全国あちらこちらへ繰り出されていらっしゃる方も多いとニュースでは言ってますが、東京の人間はばい菌をまき散らすから来てほしくないと言っていた田舎の人たちって、どうするんでしょうね。
As far as I know、新潟県はそんなこと一言も言っていませんが、県によっては知事さんや、あるいは政令指定都市級の市長さんが「来ないでください!」って言ってたところも多くありますから、そういう所ってこれからどうするのでしょう。
そして、東京の皆様方は、歓迎されないだろうと思われるところへ行かれるのでしょうか?

わざわざお金を使って歓迎されないようなところへは行きたくない。
でも、やっぱりどこかへは行きたい。

私も東京生まれの東京育ちですから、なんとなくそんな気持ちじゃないかなあと思うのですが、だったら日帰りでサッと行ってサッと帰ってくるのはどうでしょうかね。

飛行機で行って、向こうでお昼ご飯食べてお土産買って帰って来る。

それだけだって行った気分になれるし、旅行したい症候群を満たすことができるのではないか。

そんなことをつぶやいていたら、JALパックさんが作ってくれましたよ。

日帰りダイナミックパッケージ!

JALダイナミックパッケージ、Go To対象の日帰り・片道プランを販売開始

これなら迷惑がられることもなく、さっと飛んでさっと帰って来る。
実に爽快。旅行気分も満たされます。

東京に住んでいる人にとって、飛行機であれば日本全国楽勝で日帰りができますよね。
午前中に向こうに到着する便に乗って、午後4時以降向こうを出る便で帰って来る。

いいねえ、これ。

これだったら、クーポン券ももらえて、それでご飯食べたりお土産買ったりして、今日は札幌、明日は福岡、来週は那覇なんてこともできちゃうからね。
今だからこそ、こういう遊びもよいのではないかと思うのです。

というのも、かくいうこの私、今をさかのぼること45年前の中学3年生の時に、羽田から飛行機に乗って室蘭本線の蒸気機関車を見るために日帰りで出かけた人間ですから、その後、航空会社に入って、とにかく飛行機で日帰りでいろいろなところへ行くのは当たり前の生活をしてきました。

札幌日帰りなど何度もやりましたし、ソウル日帰りとか、果てはシドニー日帰りも。

もっともシドニーの場合は夜9時のカンタスで成田を出て、朝、シドニーについて、1日仕事をして、その晩のカンタスで戻ってきて成田に朝6時に到着するという0泊3日の旅でしたが、ホテルに泊まらないという点では日帰りでありますので、そういうことをさんざんやってきた私としては、「おお、ついにそういう時代になったか。」と感慨深いものがあるわけです。

私の友人でちゃきちゃきの江戸っ子のSさんは、3密を避けるために飛行機も新幹線も使いたくない。東京駅を夜行のサンライズで出発し、岡山に朝着いて、新幹線に乗って新山口へ。そしてSLやまぐち号を堪能した後、北九州から大阪へ向かうフェリーに乗って2泊目。大阪から近鉄で名古屋へ、名古屋から中央本線経由で東京へ戻るというホテルに泊まらないという点では0泊3日の旅をしたようですが、東京の人というのは田舎に迷惑をかけたくはない。でも、やっぱりどこかへ行きたいという、けなげで涙ぐましい努力をされているのですから、地方の皆様、どうぞ温かく迎えてあげましょう。

日帰りが無理ならビジネスホテルに宿泊して、いただいたクーポン券でコンビニで買い物をしてホテルのお部屋でいただくという手もありますから。
コンビニだってね、地方へ行けばその土地土地の珍しいものを売ってますから、考察対象としては面白いし、最近では飲食店でお持ち帰りをやっているお店も多いですから、そういうお店でテイクアウトをして、ホテルのお部屋で食べるのも、こういう時期の旅行としてはありだと思うのであります。

Go To で To Go !

To Goとはテイクアウトのこと。
英語では「テイクアウト」と言ってもあまり通じません。
そういう時はTo Go。
「One Cheese Burger to go!」と言いましょう。(笑)

10月1日からトキめき鉄道の営業部長に就任した前由利高原鉄道社長の春田さんが、以前、よく私にこう言いました。

「鳥塚さんは千葉でしょう。千葉は日帰りのお客さんがいるけど、秋田は日帰りなんていないんだから。」

でも、どうもそうじゃないかもしれませんよ。
東京からの飛行機が飛んでるところで、空港からアクセスが良いところなら、全国どこにでもチャンスがある時代になったようです。

Go To で To Go !

東京の皆さん、この秋は是非旅立ちましょう。

東京からの便は飛んでませんが、新潟県は東京の皆様を歓迎いたします。