人間は幸せになる義務がある

十日町の友達がアスパラを送って来てくれました。

津南のアスパラです。

この地域はアスパラが名産で、とにかくおいしい。
私は毎年十日町へ出かけて行って、彼にアスパラをお願いしている。
この時期顔を見ると「アスパラ」なんですが、今年はすっかり忘れていました。

というのも、とにかくなかなか忙しくて。

そうしたら向こうから、「お~い、アスパラ送るぞ!」

そう、向こうからアスパラがやって来たのであります。

私の大好物。

でも、大好物ゆえ、普段スーパーで売っていても買わない。
新鮮な十日町のアスパラしか食べないのです。

千葉に住んでいた時は、わざわざ十勝の鹿追の農協まで買いに行ったこともあるけど、つまり、スーパーで売っているのを買って食べると、旬の食材のありがたさがわからなくなるような気がして、大好物だけど食べない。

これ、タケノコも同じ。
タケノコも大好物だけど、大多喜のタケノコを食べてしまったら、他のタケノコが食べられない体になってしまっていて、とにかく大好物なものは年に一度しか食べないのであります。

昨日、スーパーで買っておいた能生漁港産の鯛の刺身があったので、一緒にいただきました。
このところ能生では鯛がよく揚がっているんです。
安いでしょう?

ということで、今夜の晩餐。
どうだ、マイッタカ!

茹でアスパラ、ベーコン巻き、アスパラとシーフードのバター醤油焼き。
そして鯛のお刺身。

私は東京生まれの東京育ちだからよくわかるけど、東京の人はお金を出せば何でも食べられるって思っているかもしれないけれど、決してそうじゃない。
地元ならではなんですよ。

以前にも申し上げたことがあると思いますが、私は「人間は幸せになる義務がある」と思っています。

よく、「幸せになる権利がある」と言われる方がいらっしゃいますが、それはちょっと違うと思っています。

どんな時でも人は幸せにならなければいけません。
でも、その幸せって、自分が決めることなんです。
同じことがあっても幸せと感じる人とそうでない人が居るように。

私はおめでたいと言われるかもしれませんが、自分が幸せになるために日々研鑚と努力を重ねているのです。

例えば、おんぼろの電車に乗って「何? このボロ電車」と言う人もいれば、「おっ、いいねえ、懐かしい。」と言う人もいる。

同じことを経験しても、幸せになれる人と幸せになれない人が居るということで、では、あなたはどちらになりたいですか?と言えば、私は幸せになりたいですからね。

お金が無くて、新しい電車を買えませんけど、それは不幸なことではなくて、お金が無くても幸せになれるわけですから、それはチャンスなのです。

とくに、おいしいものを食べるときは人は幸せになれますからね。

だから、トキ鉄ではおいしいものを召し上がっていただこうという列車を走らせているのです。
雪月花はもちろんですよ。
でも、観光急行だって、納涼列車や釜飯列車など、絶対にお味では間違いないと思っていただけるような列車を走らせているのです。

そういう意味では、私は新潟県というところは、幸せにとても近い場所ではないかと思っていまして、それが今日も、「やっぱり、ここは幸せに近い場所だ。」と思ったのであります。

十日町の方資クン、ありがとうね。

今度、能生から魚を送りますよ。
ていうか、北急に乗せればすぐですね。

人間は幸せになる義務がある。

「あたしは幸せじゃない!」と思っている方がいらっしゃるとしたら、幸せになるのは権利ではなくて義務ですから、その義務を果たしに新潟へいらっしゃいませんか?

大枚をはたかなくても、おいしいものに囲まれて幸せになれますよ。

今夜もいい夢が見られそうだ。