本日のレールパーク

本日はクラウドファンディングのヘルメットのお渡し式をレールパークで行いました。

直江津機関区時代の動輪の碑の前で説明。
そしてヘルメット授与式です。

終了後、ラッセル車の前で記念撮影。

そしてオヤの内覧会です。
皆さんヘルメットがお気に入りのご様子。
良かったです。

そんな時、私の所へ良くない知らせが入りました。

「社長、D51がトラブルです。うごかなくなりました。」

聞くと、体験乗車用のD51が百メートルほどの所で動かなくなってしまったとのこと。

どうするのかなあと見ていたら、車庫から122形ディーゼルカーを引っ張り出してきて、D51に連結して持ってきました。

館内のアナウンスでは
「ご迷惑をおかけいたしております。でも、めったにご覧いただけないシーンがご覧いただけます。」

何でもネタにしようという逞しさです。

そして、皆さんがカメラを構える中、122に引かれてD51が戻ってきました。

この間30分ほどですよ。

122形とD51って、連結器の形状が違うんです。
だから、ふつうは連結できない。
そういう時には中間連結機というのを使って連結するんですが、そんなことは20~30分じゃなかなか難しい。
それを難なくやってのけたのはすごいなあと思いました。

中間連結機が付いた122。

今日は日曜日で部長とか課長とか誰もいない。
そういう時の方が現場は判断が早いのかもしれませんね。
イベントで社長はいるけど、若い社員たちは私のことなど気にしてませんから。
逆に部長さん課長さんたちがいたら彼らは私を気にするし、若い人たちも部長さん課長さんたちが居たら彼らを気にする。
誰もいない方がテキパキスムーズなのかもしれません。

その後、D51は動き始めましたが、一応車庫に入れまして、本日は原因調査のために体験乗車は運休。

どうするのかなと見ていたら、「社長、D51体験乗車の代わりにオヤの内覧をお願いできますか?」と来たから、OKすると、すかさず館内アナウンスで「D51が運休となりましたので、その代わりに弊社社長がオヤの内覧会を行います。」と大々的にアナウンス。

おいおい、本当に何でもネタにするなぁ。

集まってきた皆様方に、オヤの説明をさせていただきました。

そうしたらこんな方もいらっしゃいまして。
長岡からいらしていただいた神部さんです。
自作のオヤを持ってきて、見せていただきました。

東北にいたオヤ31とのことで、直江津のとは少し形が異なりますが、ちゃんと電気も点くんです。
すごいですねえ。

本日チーフの若手スタッフが
「社長、あとは大丈夫です。こちらでやっておきますから。」
と言いますので、
こういう時は出しゃばらずにまかせなければと思いまして、
「それでは後をお願いしますね。」
ということで、私は撤収させていただきました。

D51はちょっと心配ですが、思わぬところで普段の訓練の成果の応急処置を見せてもらいました。
D51の故障はあっという間に指令所や駅にも伝達されて、お客様へのご案内にもあたってくれたようですし、もう、おじさんたちが居ない方が、若手がノビノビと仕事ができるのかもしれませんね。

本日お越しいただきました皆様、ありがとうございました。
職場の枠を超えてテキパキと頑張ってくれたスタッフの皆さん、ありがとうございました。