道外禁止 運転!

昨日から今日にかけて太平洋側を台風が通り過ぎていきました。

静岡県の地域では大きな被害が出たところもあるようで、心配ですね。

新幹線が止まって「列車ホテル」になったというニュースも10年ぶり以上でしょうか。久しぶりに聞きました。
東海さんも、大変だったと思います。
特に現場の職員の皆様、お疲れさまでした。

自然災害とは言え、理不尽なことを言う客いますからね。

私なんか20代からずっと空港の現場という世界にいましたので、よくわかりますよ。

「天候だから仕方ないですよ。」
と言おうものなら、
「そんなことはわかってる! お前のその態度が間違ってるんだ!」
とか言う莫迦。

ご対応に当たられた皆様、勤務が引けたらゆっくりと休んでください。

さて、そんな中ではありますが、北海道の室蘭本線では先日ご案内した「道外禁止号」が走りました。

8月31日のブログ 「道外禁止! って何だ?」

この同外禁止特別列車ですが、JRを応援する皆様が石炭列車で賑わった昔の室蘭本線の苫小牧―岩見沢間を中心に貸切の観光列車を運転したのです。

私は苫小牧から追分を通って岩見沢までの室蘭本線区間は、北海道でも有数の観光鉄道路線だと思っていますので、この区間にキハ2連ではありますが、有志の皆さんがこういう列車を企画して、JR北海道が走らせてくれたんですから、うれしいなあと思います。

何しろ、苫小牧、追分、岩見沢に注目する人など今の時代はほとんどいませんから。
でも、大きな資源なのです。

それに気が付いてくれたようで、うれしいのです。

こういう列車が走ると、飛行機に乗って東京や大阪から大きなお友達がたくさんやってきますから、そういう目に見えない効果を考えたら、結構、経済的にも交流人口的にも良いことなのではないかと思います。

私の大きなお友達も、大阪からわざわざ飛行機に乗ってお出かけしたようですから。

長崎本線特急「かもめ」の最終日と、西九州新幹線の開業列車にも、全国各地からたくさんのお友達が行かれたようですが、台風は大丈夫だったのかな。

そういう不要不急の行動が、実は今の経済を大きな部分を支えているということが、コロナで誰の目にも明らかになりましたから、鉄道というのはそういう使い方にはもってこいだということもご理解いただきたいと思います。

世の中は不要不急で成り立っているのですから。

さて、明日は東京ビッグサイトでツーリズムエキスポ2022。

皆様、どうぞよろしくお願いいたします。