誰のせいでもありません。

上越市はワクチン接種で「あなたはいつ来てください。」と日時を指定する方式をとっていて、今日の時点で高齢者向け第1回目の接種を90パーセントの人が受けたとか。
新潟市は事前予約制をとったら電話が全然つながらなくて、今日現在で3割以下の人しか接種が終わっていないらしい。

人口の規模が違いますから、一概に比較することはできませんが、上越市はよくやっていると思います。
だからと言って新潟市がダメというわけではありませんよ。
そもそもコロナなんて誰が悪いってことはないのですから。

世の中が急激に変わっていて、その変化について行かれないだけだと思いますが、特にお役所のようなところはそういうことが顕著に出てしまったわけで、「だったら、どうしましょう。」というのが問われているのでありますが、その「どうしましょう」という時に、「どうしてよいかわからない。」ということを言うと、そのことに対して責められるのです。

「なにやってんだ!」ってね。

つまり、コロナは誰のせいでもないけれど、その対応が上手にできるところとしくじっているところが出てくるとなると、これは「お前が悪い!」となるのです。

問題が起きたときの初期消火と同じですね。
火が出たことは仕方ないとして、もたもたしてその火を消せずにいると、だんだん火の勢いが激しくなって炎上する。
ネット用語だけじゃなくて、初期消火は大切だと思います。

そういう点では上越市はお役所なのによくやっている。
おととい柿崎へ行った時にも地域住民の皆様方が褒めていましたから、きちんと評価されているのだと思います。

閑話休題

このあいだ、仕事で函館へ行きましたが、これだけ世の中が激しく変わると、いつの時代も変わらないものがありがたく感じるもので、ちょっと行ってみようと足を延ばしてみました。

大沼公園駅です。

あぁ、ココは昔のままだ。

昔というのは45年前。
確かこの辺りで写真を撮ったなあと記憶を頼ってシャッターを切りました。

今日、ハードディスクの中を見ていたらその45年前の写真が出てきて、「おぉ、やっぱ記憶は間違っていなかった。」と感動ものです。

でも、先日の大沼公園駅はゴールデンウィークなのに誰もいませんでした。
道内の修学旅行の高校生たちが観光バスで大沼公園には来ていましたが、大沼公園駅には用がありませんからね。
インバウンドも都会からの観光客もほぼゼロでした。

45年前に駅舎の写真を撮った同じネガの次のコマがこれ。

急行「すずらん」が入って来るとたくさんのお客さんが待ち構えています。
私はここから東室蘭まで「すずらん」に乗りましたが、立ち席だった記憶があります。

この時一緒に旅行した同級生の木村君(右)と私(左)。

最近の木村君はどうしているかは知らないけれど、私は変わってしまった。
45年経つと紅顔の美少年が還暦爺さんですからね。

変化を否定するのではなくて、この変化をどうとらえて、どう対処していくのか。

これが大切なのであります。

己の見てくれが変わってしまったのは、私のせいではありません。
たぶん。

すべて時間のせいなのです。

この場所で最先端のワ―ケーション。

3日ぐらい滞在したい気分をぐっと抑えて帰ってきました。

早くしないと人生が終わってしまいますから、仕事も遊びも一生懸命の時代になりましたね。

私たちの世代に老後はないと新聞に書いてありましたが、あえて区切りをつける必要もないのではと思います。
結局は自分の人生、自分の責任ですから。

人のせいにしないで一生懸命生きていくのです。