上越地区校長研修会

きのうは「おたや」へ行きました。

初めて見せていただきましたが、子供からお年寄りまで地域の人たちがたくさんお参りに来ていました。
長い歴史があるんでしょう。
昔に比べると寂しくなったと地元の人たちは言いますが、まあ、日本全国田舎の町はどこもそうですから。
でも、この「おたや」はもっと盛り上がると思います。


皆さんが熱心に拝んでいるところをよく見ると、
「お寺ですから柏手は打ちません。合掌でお参りください。」
って書いてあります。

こういうの良いですね。
世の中には無知というか常識がない人たちがいるもので、私は毎年成田山へ初詣に行きますが、必ずいるんですよ。お賽銭入れて「パン! パン!」ってやってる人。
それも若い人じゃなくて結構なお年のおじさんおばさん。
阿呆だなあ、そんなことも知らないのかって思いますが、いちいち教えてあげたりはしません。

子供ならまだしも、今更誰にも聞けないんでしょうね。
でもって、誰も教えてくれないもんだから、いい年してお寺で「パン! パン!」。

ところがここではちゃんと教えてくれるのです。
ありがたいですねえ。
恥をかかなくて済みますから。

このありがたさが御利益でしょう。

国吉の出雲大社にもちゃんと書いてある。
「他の神社では3回柏手ですが、出雲大社は4回です。」
って。
知らなかったことを教えてくれるんですから、ありがたい。
なにしろ大人になったら誰にも聞けませんから。
そして「あら、あの人3回しか打たなかった。」とか他の人に思われている。
そういう恥をかかなくて済むのですからありがたい。
これが御利益。

そして、御利益があるお寺や神社は当然のことですが栄えるんです。

これが私の考え方。
その証拠に国吉の出雲大社もとても栄える場所になったでしょう。

さて、本日はお堅い会合。
「上越地区校長研修会」にお呼ばれいたしました。

このブログの愛読者の皆様方はすでにご存じのことと思いますが、私は学校大っ嫌い。
卒業したら二度と顔を出さない主義ですが、そんな私に千葉県でもそうでしたが、こちら新潟県に来ても校長先生や教育員会からお仕事をいただくのであります。

本日は100名以上の校長先生の研修会。
そして私が講師。
校長先生が100名ですよ。
背筋に寒気が走ります。

ただ、唯一の救いが今の校長先生はほぼ私と同年齢。
せいぜいプラスマイナス前後2~3年の皆様ですから、まあ、育ってきた時代背景が一緒ですからね。
100人友達ができた気分です。

講師側から見たオーディエンス。
ここにいる人皆さん校長先生ってのがすごい。
中には私のブログの愛読者の先生もいらっしゃいました。

こうしてみると、昭和35年生まれもずいぶんいい年になりましたね。
ついこのあいだまで生意気な若造だと言われていたというのに。

北陸本線糸魚川-直江津間複線電化50周年ですというお話をしたところ、線路の横の高台に通っていた小学校があって、さよなら列車にみんなで手を振ったとか、糸魚川の小学校に保存してあるSLは実は仮設の線路を延長して機関区から自走してあの場所にやってきた。自分がその時の児童代表であの機関車を迎え入れた。などというお話が次から次に出て来まして、確かにそうだなあ。
同じ時代を生きてきたんだなあと、そんな思いになりました。

万博は小学校4年生の時。
金持ちしか行かれなかったからうらやましかった。
そんなことを話したら大盛り上がりでした。

本日は100人以上のお友達ができた記念日になりました。

皆さまありがとうございました。