菜の花の土手

上総中川から国吉に向かって数百メートルのところに大野入口という信号があります。
この信号のところにあるいすみ鉄道の線路の土手では、菜の花が今ちょうど満開になっています。
ここは、毎年菜の花の出が悪くなっていたところなんですが、昨年秋から冬にかけて、いすみ鉄道の職員が種まきをして肥料をあげて育てたところで、その甲斐あって、今年はたくさん咲いてくれたんです。
ちょうどその横にいすみ鉄道の敷地があって、車が数台停められることから、たくさんのカメラマンが集まるところなんですが、土曜日曜とこの場所にお店を出してみたんです。
いすみ鉄道の乗務員訓練生の竹林さんが、「あそこでお店を出したら売れると思いますよ。」と言い出して、じゃあやってみましょうということになりました。
そうしたら、持っていった商品がほとんど完売となりました。
鉄道ファンのみなさんだって、何とかいすみ鉄道に貢献したいと思ってくれているんですね。
竹林さんはニコニコ顔で、「社長、だいぶ売れましたよ。」と大多喜駅へ戻ってきました。
何もしなければそれまでですが、やはり何か行動するということは大事なことだと思います。
何もしない人が多い地域は、活性化とは程遠いですから。


持っていったものが売れれば、やる気がどんどん出て来るものですよね。
竹林さん、お疲れ様でした。
※撮影の皆様へお願い。
菜の花を踏んで土手に上って撮影される方がたくさんいて、踏みにじられた菜の花の場所があちこちでけもの道のようになっています。
ここでは土手に上がらずに、下から撮影してください。
線路にも柵はありませんから、土手下のスペースからの撮影をお願いいたします。