大雪の一日です。

昨日の天気予報が大当たりで、今日は朝から雪が降りました。
成田よりも羽田の方が雪がひどいという予報でしたが、それも大当たりで、羽田空港は午前中から欠航便が相次ぎ、午後にはほぼ全便欠航。
それに対して、成田は欠航便は出ているものの、多くの便が予定通り出発しているようです。
私は今日は一日佐倉市の自宅にいて、家族のケアなどをしていましたが、午前中は大したことなかった雪が午後から強くなり始め、今では駐車場から車が出せないほど。多分20センチじゃきかないぐらいに積もっていて、まだまだ弱まる気配がありません。
会社からの報告によると、夕方には大多喜は雪から雨に変わり、どんどん溶け始めているようですが、夜中に雪が再び降り始めることに備えて、凍結防止などの対策に追われています。
いすみ鉄道は今日1日、一部列車に数十分程度の遅れはあったものの1本の運休もなく、キハの急行列車も全列車走り終えました。
飛行機は、特に国内線の場合、機体のローテーションと乗務員のローテーションを考えると、一部の便だけ飛ばすことができませんので、羽田空港を発着するすべての便が欠航することになります。
これは物理的に飛行機が雪で飛べないわけではなくて、除雪や機体への防氷剤の散布などで運航のコントロールができなくなるのを防ぐために、雪の状況がハンドリングできる能力を越えた場合に意図的に欠航させるのです。
そうしないと、明日以降も何日も何日もダイヤの乱れが続いてしまうからです。
だから、同じ羽田空港でも、国際線は飛んでいたりするわけで、特に、外国の航空会社の場合は、羽田で立ち往生すると本国へ帰ってからその飛行機を使う予定の便が欠航になり、各方面に悪影響を及ぼすことになります。
日本語では「機材繰り」と言いますが、英語では「ノック・オン・エフェクト」と言って、玉突きのように影響が出ることを指します。
外国の航空会社の場合は、何としても飛行機を飛ばして、自国に持って帰りたいという意志が強く働きますから、国内線が全便欠航を決めた後でも、中国や東南アジアへ向けた便は飛んで行ったりしているのです。
それにしても、羽田空港は午後から国内線の全便が欠航したということですから、航空券の払い戻しも莫大な金額です。簡単に言えば、航空会社は今日の午後は全く収入にならなかったわけで、でも、人件費などはおそらく通常以上にかかっているでしょうから、他人事ながら心配になります。
雪で運航できなくなった飛行機に比べると鉄道は実に頼りになる存在で、JRも私鉄も、一部山の方へ行く路線を除いて、しっかりと頑張ってくれました。
昔は、雪が降るとポイントが凍結して切り替わらなくなり、列車が走れないというのが当たり前のように発生していましたが、それは30年も40年も前の話で、今では東京でもポイントに融雪装置を付けたりして、きちんと列車が走れるようになっているのが凄いですね。
今日の雪は15年ぶりとか20年ぶりとか言ってますが、大地震も来ると言われている昨今、都会の人はどうやってサバイバルしたらよいかを考える良い機会になったのではないでしょうか。

今、午後9時ですが、ここ佐倉市では雪はやむ気配はなく、今夜中降り続けそうですから、明日の朝にはいったいどうなってしまうのやら。
ニュースでは千葉は13センチと言っていますが、私の家に停めてある車を見る限りでは、30センチは積もっているような気がします。
高速道路はすでに通行止めだし、一般道はあちらこちらで事故が発生して大渋滞でしたから。
まあ、こういう時は、「明日は野となれ山となれ。」ぐらいの気持ちで、のんびりと行きましょうかね。


懐かしいなあ。米坂線? それとも高山本線? 山田線? 花輪線でしょうか?
いえいえ、本日のいすみ鉄道です。
今日いらした方は、こういう写真が撮れたようです。
(いすみ鉄道応援団のFACEBOOKページより。)
これが房総半島なんですから、信じられない景色ですね。