いち分のいち 原寸大の昭和の情景

私は、小学生のころから鉄道模型をやっています。
Nゲージは150分の一、HOゲージは80分の一。
決められたスケールで本物そっくりに作られた世界が鉄道模型です。
2年前にいすみ鉄道に就任して、沿線風景がトミーテックの街並みシリーズじゃないけれど、昭和の情景がそのまま残っていることに気づきました。
「ここに、昭和の鉄道車両を持ってきたら、絶対に昭和情景シリーズができるだろう。」
そう思っていたところ、同じような考えの人たちが集まってきました。
この写真は、きのう16日にいすみ鉄道沿線で撮影した旧車とキハ52のコラボ。


黄色い車は私が所有する昭和38年製のワーゲンバス。
オート三輪は昭和41年製。
そしてキハ52は昭和40年製と、仲良く並んだ3兄弟。
ここにボンネットバス(昭和39年製)がくれば、4兄弟ですね。
キハ52は臨時の急行列車。
「沿線で待っているから徐行してくれ」って連絡を入れて、スロー運転で通り過ぎてもらいました。
何たって私が社長ですから。
こういうのを日本語で役得と言うのです。
沿線で写真を撮っていた人たちも集まってきて、良いショットを写せたとあって、皆さんから「ありがとうございます。」とお礼を言われました。
お礼は言わなくて良いので、売店をよろしく! というのが私からのメッセージ。
まあ、それはどうでもよいとして、いすみ鉄道は「いち分のいち」の、すなわち原寸大の昭和情景シリーズの世界なのであります。
※私と仲間たちの気まぐれですから、いつもではありません。ご了承ください。
何しろ、この時期にクーラーのないワーゲンバスで会社へ行くのはかなりしんどいのであります。