韓国にて

釜山に到着した私は腹ごしらえの後、釜山駅へ向かいました。
ソウルと釜山を結ぶ京釜線という韓国の大動脈の始発駅です。
で、韓国高速鉄道のKTXは前回乗っているので、今回は新幹線(KTX)の陰に隠れて最近すっかり存在感が無くなっている在来線の列車に乗ろうと思いました。
釜山駅では、だいたい4本のうち3本がKTX、1本が在来線の列車という感じで発着しています。

釜山駅の切符売り場。結構人が並んでいました。すぐ横に券売機があるのですが、日本の券売機と同じで、指定券を買おうとすると戸惑う人が多いようで、券売機ではなく、窓口に並ぶのを選ぶ人が多いようです。もちろん、スマホでも買えて座席指定までできます。

上から、右から
列車出発案内
行先地 列車名 列車番号 出発時刻 乗り場
私が乗ったのは15:15発のムグンファ1220号ソウル行です。
このぐらいのハングルなら問題なく読めますよ。

ムグンファとはむくげの花のこと。日本でいうところの急行列車といった感じです。
列車は電気機関車がけん引する客車列車。日本ではもうほとんど見られない客車列車がふつうに走っています。

ムグンファ号のサボ。日本人の眼にも自然です。

車端部の表記。自重、換算、積、空、などと表記されていますので、日本のシステムと同じだということがわかります。
この列車で約1時間半ほど昼寝をして、東大邱(トンテグ)まで行きました。
そして駅から出ることなく、今度はソウルからやってくる釜山行のセマウル号に乗るべくホームで待つことしばし。

釜山行 セマウル号 1005列車 16:50発 6分遅延 と出ています。

向こうのホームを見ると、ソウル行のKTXが到着。フランスのTGVとそっくり同じですが、韓国の列車には映画室があったりカラオケルームがあるのがふつうのようです。

で、そのKTXが発車すると同じホームに戦車を積んだ貨物列車が。
この写真、先日FACEBOOKに載せたら大反響でした。

東大邱に到着する釜山行セマウル号。ムグンファは電気機関車でしたが、こちらはディーゼル機関車がけん引する客車列車です。

ムグンファ号が急行列車なのに対してセマウル号は特急列車。グリーン車に相当する特室が連結されていますので、その特室のゆったりシートに乗車して。再び夢心地。
東大邱滞在わずか15分で釜山に戻って、往復で約3000円の汽車旅でした。


韓国は日本より西にありますが、日本と時差がないために、この季節6時でもまだ明るかったですが、暗くなるのを待ちきれずにビールに韓国料理。
これだけ食べて一人2000円は高いか安いかはわかりませんが、昼も夜も辛いモノ尽くしですから、翌日日本に帰った途端におなかがピーピー。
これで少しは痩せるかなあ。と思ったけれど、痩せるどころか少し太ってしまったLCCの釜山旅行でした。