日本のモン・サン・ミッシェルってどこ?

尼崎での会合が木曜日にありまして、その翌日、つまり昨日、私は特急電車に乗って京都丹後鉄道に行きました。

旧国鉄の宮津線を引き継いで誕生した第3セクター鉄道に福知山―宮津間の宮福線を新たに開業した北近畿タンゴ鉄道という会社が数年前に上下分離されまして、開業当初からの北近畿タンゴ鉄道は線路を所有する第3種鉄道事業者になりました。そして、その北近畿タンゴ鉄道の線路の上を列車を走らせるのが第2種鉄道事業者である「京都丹後鉄道」(通称・丹鉄)でありまして、皆様ご存じのWiller自動車という会社が出資しております。

その京都丹後鉄道は線路資産を持っておりませんので線路設備などの団体保険に加入するのは線路を所有する北近畿タンゴ鉄道ですから、第3セクター鉄道協議会に加盟するのは北近畿タンゴ鉄道ということになりまして、つまり、おとといの会合には列車を走らせている京都丹後鉄道さんは出席しておりませんでした。
でも、京都丹後鉄道さんの寒竹社長さんは日本航空のご出身で、京成電車の1つ隣りの駅にご自宅がある方で、知らない人ではありませんので、せっかく尼崎まで行ったのだからちょっとお邪魔させていただいたのであります。

何だかややこしいですが、つまり、Willerさんがどんな取り組みをされているのか、勉強させていただこうと思ったのであります。

良いお天気の宮津駅。
屋根の上に少しだけ雪が残っていますが、尼崎よりも温かでした。

そして、ここ京都丹後鉄道さんで発見したのがこのポスターです。

なんとなんと、天橋立が日本のモン・サン・ミッシェルになっていました。

確かに言われてみればそう見えないこともありません。

でもってすごいのが、こういうことをやるとどうなるかということ。

寒竹社長さんにお話をお伺いしましたら、一番多い外国人は台湾人ですが、その次に多いのはフランス人だそうで、フランス人はバカンスにやって来て1週間は滞在して天橋立のビーチでのんびりしていくそうです。
知らなかったなあ。
しばらくぶりに訪ねてみたらこんなことになっていたとは。

もう一つ驚いたのはコレ。

QRコード導入です。

入場と出場でQRコードリーダーが改札口に設置されています。

私もトキ鉄にカードリーダーを取り付けたいと考えていますが、スイカ、パスモのシステムだとうちにとって天文学的な金額のお金が必要になりそうで難しいなあと考えていたんです。
でも、これなら行けるかも。

「これなら可能ですよ。」
と、さすが寒竹社長さん。

滞在時間はわずかでしたが、いろいろ勉強させていただきました。

お時間をいただきましてありがとうございました。

次回はまたゆっくりとお邪魔させていただきたいと思います。