長野県上田でのイベント

昨日今日と長野県上田市のショッピングセンター、アリオ上田でイベントがありました。

しなの鉄道さんが主催して、鉄道会社やバス会社が物販を行う「みんなの鉄道グッズ物販会」というイベントです。

私たち弱小のローカル鉄道にとっては会社を知ってもらう告知イベントはもちろんありがたいのですが、人件費と交通費をかけて出かけて行ってパンフレットだけを配っている余裕は正直いってありません。やはり、物販を行って少しでもキャッシュを稼ぐことが大切なんです。そういう点で、今回のしなの鉄道さんのような、キャッシュを稼げる物販イベントというのは本当にありがたいのです。

さすがしなの鉄道さん、わかっていらっしゃる。

ということで、2日間のうち、今日1日私も応援で参加させていただきました。

遠くから友が応援に来てくれてありがたや、ありがたやです。

それにしても上田でお客様とお話をして驚いたというか、「やはりそうか」と思ったことがあります。それは、特に鉄道ファンでもない人たちの多くが413・455系の「観光急行」を知らない。トキめき鉄道のことも知ってはいるけど関心がない。その割には多くの人が雪月花は知っているということです。

これは何を意味するのか。

雪月花はすでに全国区になっている。
申し訳ないけど、「ろくもん」よりも目立っているかもしれません。
でも、日本全国の人が東京や大阪を向いているという私の仮説はここでも正しかったと思います。
つまり、長野県の人も東京を向いているから後ろ側に当たる妙高高原から北側の新潟県についてはほとんど関心がない。
関心があるのは海だけで、長野県の人は新潟県の日本海が長野の海と思っているのかもしれませんが、海以外のこと、特に鉄道や地域に関しては「Out of 眼中」なのだということをあらためて感じました。

こういうことは実際に自分で現場に立ってお客様に接しないとわからないことなので、やはり、自分の足で出かけて行って自分の目で確かめるということは大切なことなのだと思ったのであります。

18時半。
帰りの新幹線が上越妙高に到着したらこれだけの人が下車しました。
上田から乗った時もたくさんのお客様でしたが、日曜日の夕方の下りということは地元の皆さんが東京へ出かけていたということです。

これが本日の現実です。

コロナが再燃してきていると言われていますが、少なくとも本日の時点では人々は動いているということです。

百聞は一見に如かず。

やはり自分の足で歩いて、自分の目で見るということは大切なことだと感じた一日でした。

お世話になりました皆様、ありがとうございました。

明日からまた頑張りましょう。
私に休みはないのです。