投票へ行こう!

千葉県民の私は千葉へ戻って来たので期日前投票に行きました。

近くのショッピングタウンの中に設けられた期日前投票所。
お買い物のついでにどうぞ、という感じで行きやすい。
1人でも多くの国民の皆様に投票に行ってもらいたいというのがよくわかります。

でも、別に自分が投票に行ったところで世の中が変わるわけではないし。
そう思われる方も多いでしょうね。

確かにそうかもしれません。
貴重な一票、大切な一票。
そう言われてもたかが一票でどうにもなるものではない。

でもね、されど一票なんですよ。

ちなみに私、選挙権を得てから今までほとんどすべての選挙に投票に行っております。
1回だけ行けなかったことがある。
行かなかったのではなくて、行けなかった。

空港に勤務していた時に、日曜日も仕事だったんですが、飛行機の出発が遅れてしまいまして、お客様のケアやら何やらで投票締め切り時間までに帰って来れなかったことがあるんです。
その時以来、私はできるだけ期日前投票に行くようにしておりますが、今は新潟で仕事をしておりますので今回も期日前投票なのであります。

ところで、選挙というのは立候補する側から見ると「票を読む」らしい。
つまり、何票とれるか。
最初から勝ち目のない選挙戦をしても仕方ありませんから、立候補する限りにおいては票を読んで、勝てるという算段があるはず。
では、どうやって票を読むかということになるわけですが、自分の支援者がどれだけいるか、その支援者の縁者がどれだけ自分に投票してくれるか、ということになるのでしょう。

でも、有権者全員が投票に行くわけではない。
めんどくさいとか、俺には関係ないとか、投票に行かないのも意思表示だとか言いながら投票しない人が人口の半分とか3割とかいるわけで、票を読む側としては、そういう人たちをカウントしていないというか、そういう人たちが半分ぐらいいるということをあらかじめ考えている。

例えば定員1名に対して立候補者が2人だとして、過半数をとる必要があれば有権者の51%の票が必要になるわけですが、投票率50%だとしたら、有権者の26%の票を獲得すれば当選できるわけですから、つまり2人に一人ではなくて4人に一人が自分に入れてくれれば当選できる。
自分の支援者とその縁者だけで十分行けるかもしれない。

そんな事なんだと思います。

だとしたら、そこで世の中を左右するのがふだん投票に行かない人たちで、つまりは票が読めない人たち。
そういう人たちが実際に投票に行って、自分が支持する立候補者や政党に一票を入れるとすれば、意外にも世の中を変えることになるのではないか。
つまり、「たかが一票」と言っても、その一票は意外に重い一票になるのではないかと私は考えることにしています。

だから、皆さん、投票に行きましょう。

私のように、選挙だから当たり前だと思って投票に行く人間の一票よりも、もしかしたら「選挙なんか行ったって世の中変わりはしないよ。」と思っている人たちの一票の方が、実際問題として世の中を変えるパワーになるのではないか。
そんなことを選挙のたびに考えるのであります。

ただし、政党や立候補者が言っていることをよく聞いて、自分で考えて投票してくださいね。

アイドルの人気投票ではありませんから。

明るい日本の未来はあなたの投票から始まるのであります。
(私は選挙管理委員会の回し者ではございませぬ)