東京FM 「未来授業」

今日は都内、半蔵門前にある東京FMさんのスタジオにお邪魔しました。
「未来授業」というラジオ番組の収録です。


▲スタジオ内の光景。
しほさん、自分が写ってますよ! (笑)
この番組は、未来を担う若者たちに希望を持ってもらうことをテーマとした番組だそうです。
10年後の未来を若者たちがどう生き抜くか。
そのための授業ということなので、喜んでお引き受けしました。
放送はおそらく5月9日の週になると思います。
先日のカンブリア宮殿もそうですが、今回のこのラジオ番組も含めて、最近、いすみ鉄道に対する取材の主旨が少しずつ変わってきているように感じています。
今までは、どちらかというと、旅番組で、「春の観光シーズンの菜の花列車」的な取材が多かったのですが、このごろ、テーマが少しずつ変わってきています。
地域はもちろんなんですが、人であったり、考え方であったり、日本のいたるところで解決できていないような問題に、実はいすみ鉄道も気づかないうちに取り組んでいて、それも真っ向勝負で何とか形になってきている。そういうことが全国の問題解決の役に立つのではないかとか、なんだかそんなとらえ方をされているのではないかと感じています。
会社というのは生き物であって、お客様や社会の求めに応じた商品を供給しなければ生き残っていくことはできません。
田舎が衰退していくのは、社会の変化がわからず、社会のニーズに合った活動ができないからで、ローカル線はその象徴とされてきましたが、私はローカル線というものを時代に合わせて、社会のニーズに合わせて変化させてきて、いすみ鉄道の今があるわけですから、私自身もそのニーズに合わせて変わっていかなければならないということを、こういうお仕事をいただくことで気づかされているような気がします。
先日、久しぶりに友人のお母さんにお会いしました。
もうずっと昔から、私のことを見てきてくれている方です。
その方が、カンブリア宮殿を見てくれて、私にこう言われました。
「航空会社を辞めるときに、『これからはローカル線の時代だ。』と、おっしゃってましたね。その時はどうしてかわからなかったけど、今、はっきりとわかるようになりました。」
つまり、私は、ローカル線があれば世の中を変えることができると、ずっと以前から考えていたということです。
これはポリシーですね。
でも、そのローカル線に対する社会の目が変わってきているわけで、そのニーズには的確にこたえていかなければならない。
大きな方針はそのままでも、フレキシブルに対応していかなければ、社会の中では残って行かれないということだと思います。
私は、今後も、社会のニーズに合った生き方をしていきたいと感じた1日でした。
皆様、東京FM「未来授業」にどうぞご期待ください。