不思議な偶然

今朝は早起きをして台中を6:31に出る列車で集集線へ向かいました。
なぜ早い時間に集集線へ行ったかというと、観光鉄道としての集集線はいったい何時ごろから混み始めるのか、観光客以外の時間帯はどういう人たちが利用しているのか、ということが気になったからで、午前8時に二水を出る列車に間に合うように出かけました。
ところがこの列車にはすでに観光客が20人ほど乗っていて、おまけに遠足の小学生の団体が乗車。
あらためて台湾のローカル線の力強さを感じました。


[:up:]終点の車埕駅。
小学生の遠足でしょうか。駅構内で駅舎を背にして記念撮影です。

[:up:]この写真は列車の前方を景色を望遠で撮ったものです。
踏切の脇で女性のグループが列車を背にして写真を撮っているところです。
別に鉄道ファンというわけではないのでしょうが、今日もあちらこちらでこういう光景を見かけました。
恐るべし台湾のローカル線です。
集集線に別れを告げて各駅停車の電車に乗って新幹線との接続駅、新烏日に向かいました。
駅について電車を降りようとすると、
「あれ、社長さん!」と日本語で私を呼ぶ声がします。
驚いて振り返ると、台湾鉄路管理局の周局長さんでした。
「あっ、局長さん」と私。
本当に偶然でした。

[:up:]新烏日駅にて周局長さんと。
駅長さんがお出迎えしていましたが、驚いたことにこういう区間列車におひとりでご乗車なんですね。
日本で言ったら国交大臣のすぐ下の人ですからねえ。
周局長さんは実に庶民的な方なんですね。
局長さんは、今度、台鉄といすみ鉄道でコラボのイベントをやりましょう。
その時は「田中駅」を使いましょう。
そうおっしゃってくれました。

[:up:] ちなみに田中駅はここ。
集集線が出る二水駅の隣の駅です。
これからいろいろできそうですね。
局長さんは新幹線へ乗り換えられましたが、私はこの新烏日の駅でしばらく列車を撮影することにしました。
この駅は構内が広いのはもちろんですが、特急列車が猛スピードで通過するので迫力ある映像が撮れるからです。
1時間ほど駅のホームで列車を撮影し、お昼ご飯を食べた後、私も帰国の途に就くべく新幹線に乗りましたらメールが入りました。
メールの相手は七堵の劉さんで、
「社長さん、さっき新烏日で写真撮っていたでしょう。あの自強号は私の乗務列車ですよ。」
とのこと。
へえ、そうだったんだ。
どうりで汽笛をプープー鳴らしながら通過していったと思いました。

[:up:] 新烏日を猛スピードで通過する劉さん運転の自強号。
[:down:] 拡大してみると、向かって右側の運転席にいるのはやっぱり劉さんですね。


[:up:] 七堵機務段の劉さんです。
私が載った雑誌と、寅さんDVDをお土産にさし上げた時の写真です。
髪の生え際を比べると同一人物だとわかります。(笑)
こちらもものすごい偶然ですね。
今日はこんなうれしい偶然が2つも重なりました。
こういうことってあるんですね。
クリスマスが終わり、世の中はいきなりお正月ムードでしょう。
今日で仕事納めの方も多いと思います。
どうぞ良い年末年始をお過ごしください。
私は31日も1日も仕事ですから仕事納めなどありませんが、今日は台北から福岡へ飛んで、明日福岡でひと仕事してから千葉へ戻ります。