このところのキハ52

このところ寒くなってきたからでしょうか。
キハ52の調子が今ひとつのようです。
冬になってくると、夏の間使わなかった暖房関係を久しぶりに使いますし、夏になると冷房関係だったり、とにかく老体にムチ打って働いてくれていますので、油断はできません。
影山運転士、麻生運転士をはじめとする検修チームが小まめに点検や整備、部品交換などをしていますが、予期せぬ部分のトラブルもあるようです。
昨日もトラブルが発生し、一部列車が運休となり、ご利用の皆様にご迷惑をおかけすることになり、申し訳ございませんでした。
急行列車に急きょ新型車両を当てて、急行料金なしで運転しましたが、不具合は突然発生するわけですから、現場では対応に苦慮するところです。
いすみ鉄道ではJR時代のように朝の始発から夜の最終まで1日中運用につくという使い方ではありませんので、「余生を送る」という点では、のんびりと働いてもらっているつもりですが、この春にダイヤ改正をして、キハを使用した列車が増え、キハ52の運用が多くなりましたので、その分負担がかかっていることは事実だと思います。
キハ28は今のところ元気ですが、片運転台ですから1両で走ることができません。
キハ52とペアを組んで走ることが前提ですので、キハ52が走れなくなったら、キハ28も動くことができません。
早いもので、この12月で入線から丸3年を迎えますが、製造から48年。
確実に年を重ねていることだけは事実です。
私としては、稼ぎ頭の看板列車を何とか維持しなければなりませんから、「さて、どうしようか。」というのが私の仕事であるわけですが、そうは言っても、こればかりはいかんともしがたいですから、手っ取り早いところでは、国吉のキハ30を車籍復活させるか、などということも選択肢の一つであるわけです。
いずれにしても、「いつまでも走ると思うなキハ52。」 ですから、皆様方に申しあげることはただ一つ。
「早くした方が良いですよ。」
ということ。
いすみ鉄道に行こうと思っているけど、なかなか行けませんという人に、
やっぱり、「今でしょ。」と申し上げる次第です。