奥会津から戻りました。

久しぶりに良い旅をさせていただきました。
只見線の汽車旅です。
郡山で磐越西線に乗り換えて、会津若松から只見線。
いいなあ、ローカル線は。
紅葉はもう終わっていましたが、沿線は薄らと雪景色。
只見川に沿って走る景色は40数年前のC11の時代と変わりませんでした。

会津川口に降り立って、皆さんの出迎えを受けて、「いや~、良いところですねえ。」と申し上げた所、「ここには何もないですから。」と言われました。
むむ、どこかで聞いたセリフ。
でも、いすみ鉄道に比べると只見線沿線は本当にうらやましい。
JRがSLやトロッコ列車を走らせてくれるし、紅葉の規模や美しさは比べ物にならないし、いたるところに温泉もある。
山間に昔ながらの集落が点在し、これからは雪景色。
私から見たら、只見線はローカル線の「横綱」です。
もっともっと可能性があると思いますが、そのことに地元の皆様はお気づきでしょうか?

[:up:] お呼びいただきました講演会です。

[:up:] 只見線の会津川口―只見間は昨年7月の豪雨水害で鉄橋が流され運転できない状況にあります。このバスは列車代行バス。
震災と原発の陰に隠れて、この水害のことはあまり知られていないのが歯がゆいところです。

今朝の会津川口駅。
写真のDE10はJRがこの時期に走らせる落ち葉掃き列車だそうです。
会津若松を午前3時台に出て、始発列車が走る前に線路の落ち葉を取り除くために走る機関車です。
これをやらないと、始発列車が落ち葉でスリップして坂を登れなくなって運休や遅延が発生するそうで、わずかの運賃収入しか上がらないこの路線でも、地元の足を守るために、こんな努力をしてるのですね。
そしてこれからは除雪の季節。
鉄路を守るのは本当に大変だと思いますが、私ならそういうものすべてを売り物にしちゃいますけどね。
ということで、奥会津の金山町の長谷川町長様はじめ、皆様方、ありがとうございました。
またお会いできる日を楽しみに致しております。
皆様にお知らせです。
いすみ鉄道で現在計画中の「房総雪祭り」は奥会津の金山町の雪を運んできていただくことに決まりました。
そのお礼に、大原漁港で揚がった新鮮な魚を積んでお持ち帰りいただきます。
そして奥会津の山の中で「太平洋大漁祭り」を開催します。
どうです、面白そうでしょう。
どうぞご期待ください。