今も昔も現代っ子

台風の被害はありませんでしたか?
今夜は地域によってはまだまだこれから大雨が降るようです。
皆様十分お気を付けください。
さて、Facebookで友人が面白い動画を教えてくれました。
私が育った板橋区の大山商店街のお宝映像。
昭和30年代だそうです。
「板橋専門店会のCM」 ←クリックするとyou tubeの動画が再生されます。(CMが入る場合があります。)
自分が育った町だけど、こんなに昔だったかなあ、という不思議な感覚です。
確かにハッピーロードができる前はこんな感じだったのは覚えています。
菊香堂というパン屋さんは確かにあったし、電気屋さんの前には映画館があって、エッチな看板がいつも気になってたし、勉強堂というお店で中学の制服を作りました。
スズヤという洋品店が出てきますが、実はこのスズヤさんが鉄道模型のグリーンマックスの前身。
このお店に2人の息子さんがいて、お兄さんがビルを建てた時に2階にピノキオというレストランを始めて、そのお店に弟がHOゲージの鉄道模型を走らせ始めました。弟の方がのちのグリーンマックスの社長さん。グリーンマックスはそれが原点です。
もっともこの映像は昭和30年代のようで、私が育ったのは昭和40年代ですから、少しタイムラグがあります。
昭和40年代と言えば、この
「現代っ子」
という映像がまさしく昭和44年撮影とのこと。
私は小学校3年生でしたので、ここに出てくる少年たちはちょうど同年代です。
当時は「現代っ子」って呼ばれていました。
私も核家族で、かぎっ子でした。
家に帰るとちゃぶ台の上にお袋が用意したおやつと手紙があるのも全く同じです。
映像を見ると、こんなに昔だったかなあ、と大山の映像と同じ気持ちになるのですが、カローラやブルーバードなど、出てくる車を見る限りは私が育った時代なんですよね。
いやはや、ここに出てくる「現代っ子」たちが皆さん50代半ば以降とになっているのは、月日が経つのは本当に早いなあと思います。
確かに自分はこの時代に育ったはずなのに、ずいぶん昔だなあと感じるのは、きっと映像が白黒だからでしょう。私の記憶は鮮明なカラー映像で頭の中に残っていますから、印象が変わるのだと思います。
さて、記憶に沿ったカラー映像はないものかと探していると、いろいろ引っかかってくるもので、面白いなあと思ったのがこの
「ディーゼル特急・キハ81」
ご存じキハ81の誕生秘話ですが、この中に出てくるキハ04の映像が、なんだか木原線に見えるのです。
駅に到着するシーンで列車のむこうに見える駅名表が「おおはら」と読めるような気がするのですが、だとすると、2両編成の列車が渡る鉄橋はどこなんだろうか、と考えてしまいます。
この動画はたぶん岩波が制作したもので、私も昔見た記憶がありますし、探せばDVDになっていると思いますが、木原線をこんなに気にして見たことはありません。
岩波の映像はよく千葉県内で撮影していましたので、そういう意味でもおそらく木原線ではないかと思います。
大きなヘッドマークを付けたキハ20系が駅に到着するのは、おそらく大原駅でしょう。
千葉を題材にした岩波映像で有名なのは、これ。
「懐かしのDC・DL」
昭和33年の房総半島の鉄道の記録です。
千葉駅が出てきますが、これは昔の千葉駅。今の東千葉駅です。
大原駅を出たところにある踏切で、木原線のレールバス・キハ02が走る貴重なカラー映像も登場します。
こんな貴重な映像を見られるのは良い時代ですね。
今どきの「現代っ子」は40年経ったらどうなっているのでしょうか。
いつの時代も「現代っ子」は町の主役であってほしいと思います。
雨の夜は、動画でも見てお過ごしください。