JALのY

エコノミークラスのことを通常はYクラスと表示します。
エコノミークラスを運賃別に細かく分けて、S、K、Vなどと表記することもありますが、これは、たとえば28日前までに購入するとか、変更は一切できない、変更はできるけれど1回に100ドルかかります、といった航空会社がそれぞれ制約をつけて販売するためのコードで、一般的な表示としては「Yクラス」となります。
先日、小松から帰ってくるときに搭乗したJALのB6は国際線用の機材でしたが、ときどき、国内線でも機体の運用の関係で、このように国際線用の飛行機にめぐり合う時があります。
航空の仕事を離れてから、国際線にはとんと縁がなくなりましたので、久しぶりに「おっ、インターの機材か。」と思いましたが、久しぶりすぎて困ったことが一つ。
知らぬ間に老眼が進んでいて、Yクラスの狭いシートピッチでは前の座席に取り付けられているモニター画面に焦点が合わないのです。
私はあまり勉強をしなかったせいか、子供のころから目だけは良かったのですが、40を過ぎたころから御他聞にもれず老眼が出始めました。
最初は新聞の文字が見えにくくなり、段々と新聞を持つ手が伸びて行きました。
老眼が進むと焦点距離がさらに遠くなって、自分の腕の長さを超えてしまい、新聞を持つ手を精一杯伸ばしても、文字が見えなくなりました。
そして仕方なく老眼鏡をかけるようになったのですが、今ではすっかりメガネに頼る生活で、メガネがなければ何も見えなくなりましたので、いつでも首から下げている始末。
あれほど熟読していた時刻表が見えなくなったショックは大きかったですね。
そして今度は、飛行機の座席のエンターテイメントが見えない。
エコノミーの座席で前の人が背もたれを倒そうものなら、完全にアウトです。
はてさて、どうしたものでしょうか。
人生の諸先輩方にご教示いただきたいところです。

そんな状態ですから、仕方なしに見るのは窓の外ばかり。
飛行機の中で私は基本的にはいつも窓側ですから、地図と見比べたり、鉄道を探したりしていると、まだ退屈しないのです。(ブーのためではないですよ!)
ところで、先日、JAL贔屓のことばかり書いてしまいましたが、A社ファンの皆様のためにとっておきの1枚。
2006年に成田の第1ターミナル南ウイングがオープンしたその初日のランプです。

スターアライアンスの飛行機がずらりと並んだ貴重な1枚です。
どうです、すごいでしょう。
A社って、こういうことをやるのですね。だから私としてはイマイチだと思うのですが・・・
(やっぱ、ほめてないか。)