スーパーおおぞらの前面展望

昨日、スーパーおおぞらの火災事故の話をしました。
ニュースで、第1ニニウトンネルという名前を聞いて、私は自分のライブラリーから、スーパーおおぞらの映像を引っ張り出して、確認しました。
最近では、三陸鉄道や、気仙沼線、大船渡線、石巻線もそうです。
20年近く撮り続けているとたいていの線路はライブラリーに入っているものです。
そう。
私は基本的に自分の目で見たものしか信じないのです。
同じ考えの方がいらっしゃいましたら、こちらからお申し込みください。
スーパーおおぞら1号(札幌→釧路)
数年前の作品ですから、4:3画面ですが、ご覧いただきました皆様からは大変ご好評をいただいております。

[:up:]狩勝峠に向かうスーパーおおぞら。振り子式で車体が傾斜しているのがよくわかります。
19時のNHKニュースで燃えた車両をDE10が引っ張り出しているシーンを放映していましたが、すごい状態でした。
大惨事にならなくて本当に良かったと思います。
第1ニニウの次の新登川トンネル(約5800m)内だったら、大惨事になっていたら、と思うと、ゾッとします。
※ニュースではスノーシェルターの中を焼け焦げた車両を引き出すシーンが映っていましたが、あれは出火した後部車両がある釧路方の映像。第1ニニウトンネルは清風山信号所という列車交換設備に隣接していて、シェルターは無人の信号所のポイントが雪の被害を受けないように設置された雪覆いです。だから乗客の皆さんが逃げたのはテレビに映った側ではなくトンネルの反対側ということになります。
こういうことも、テレビを見ているだけではわからないのです。
いすみ鉄道はトンネルはありませんが、電車ではなくディーゼル車両ですから、同じ危険性がないとは言えません。
今日、会社で、車両の一斉点検と、消火器装備の再確認、近日中に車両火災を想定した訓練を乗務員に対して行うよう指示しました。
キハ52も古いですからね。