台北駐日経済文化代表処 昼食会

今日は都内で台北駐日経済文化代表処の昼食会にお招きいただきました。

先日トキめき鉄道を御訪問いただきました横浜分処の張淑玲処長さん主催です。
日本は原則として台湾とは国と国とのお付き合いがありません。
でも、実際の交流はたいへん盛んなのは皆様ご存じの通りです。
台北駐日経済文化代表処というのは、大使館と同じで、張淑玲処長さんは外交官ですから、総領事さんですね。


オープニングはシャンパンタワー。
ちょっと早めのクリスマス会ですね。
ピンクのドレスを着ているのが張処長(総領事)さんです。


私もシャンパン注ぎに参加させていただきました。

本日の出席者名簿です。
台湾経済界の中心的皆様がお集まりいただきました。
もちろん皆様方にご挨拶させていただきました。

当然ですが、雪月花のご紹介です。

でも、張処長さんは「観光急行もいいですよ。」と口添えしていただきました。

こちらは私の友人の松原勝久さん。
同い年で誕生日も数日違い。
今日、久しぶりにお会いできてうれしかったなあ。

松原さんは富山県氷見市の観光協会長さんで、市とタイアップしてかなり熱心に台湾と交流を結んでいます。

ちなみに氷見市ではずっと以前から台湾からの実習生を受け入れて観光業界で最長2年間働いてもらっているそうです。

「雪月花、アテンダント足りないんでしょう? こういう取り組みすればいいのに。」
と言われてしまいました。
確かにそうですね。

まぁ、これは県や市の仕事でしょうけどね。

ちなみにこの実習生はかなりレベルが高いらしく、「俺より日本語上手だよ。」と笑ってました。

この松原さんは、知る人ぞ知る、宝塚の海乃美月さんのお父さんであります。

全員で記念撮影。
明るい部屋で逆光気味のため光が入っていますが、いい感じになりました。
ミライに対する明るい光が差し込んできた瞬間です。

この方は日本に年間35万人の台湾人を連れてきているLION旅行社の李社長さん。
毎週1本雪月花の貸切をしていただいています。

雪月花って台湾でどうやって売られているか、教えていただきました。

わかります?
中部国際空港にキャセイ航空で入って、中部国際空港から出る6日間のコースで、雪月花や一万三千尺物語などに乗って、約9万台湾元。
9万台湾元ってわかりますか?
日本円にすると42万円ですよ。
台湾の人たちが日本に来て落とすお金って、そういう金額なんです。

私たち日本人は29800円でソウルへ行くとか、39800円で台湾へ行くなんてことが常識だと思っている人が多く居ますが、そんな時代はいつの話だってことです。

台湾の観光客が毎週のように雪月花に乗ってくれますが、その人たちはどこへ行くと思いますか?
上越地域には泊まらないんですよ。

前の日に松本に泊まって、松本から上越妙高に来て、雪月花に乗って糸魚川で下車。
そしてみんな富山へ行ってしまいます。
なぜならば氷見市が台湾と友好関係を結んで、実習生を配置して、一生懸命おもてなしをしているから。
富山って、そういう努力をしているんですね。

それに対して新潟側は何もやっていませんから、雪月花には乗ってくれますが、42万円の旅行代金のうち、25000円だけが新潟に入って、あとは長野や富山へ行くのです。

これが現実ですね。

ということで、今日はたくさんの皆様方をご紹介していただきました。
中には「銚子電鉄に出資したい。」という方もいらっしゃいましたよ。

張処長さんから、他の鉄道会社の方もご紹介くださいと言われてましたので、竹本社長さんをお誘いしたのです。
ところが急なお仕事で竹本社長さんは欠席されてしまいました。
(代理で西上さんが出席されていました。)

「銚子電鉄に出資したい。」という方がいらっしゃったんですけどね。
残念でしたね。(爆)

代わりにトキ鉄はダメでしょうか?と聞きましたところ、
「3セクはねえ・・・」と言われてしまいました。

台湾の人から見てもそういう風に見えるのでしょうか。(涙)

帰り道、駅に向かう途中でこんなお店を見つけました。
このお店に行列ができていましたので、列の人に聞いたんです。
「並んでるんですか?」
「はい、ここ、おいしいですから。」

新潟を誉めていただいてホッとした気分になりました。


ここから電車に乗って、


上越妙高に戻りました。
今日も上越妙高駅は百人以上のお客様の乗降がありました。
乗る人を含めたらこの列車だけで200人は超えてたかも。


10数分で接続するトキ鉄もこの乗車人数。

地方都市の夜に、これだけ乗っていただけるのはありがたいことですし、そういう点では地域の足になっています。
でも、それだけでは今の時代生き残っていくことはできません。

なぜなら、「昨日と同じ明日は来ない」からです。

そしてそれは、鉄道会社ばかりでなく、地域も同じなんです。

今日は、世の中が急速に動いていることを改めて実感した一日でした。

「姉妹鉄道というのは経済の入口なんです。これをとっかかりとして、お互いの交流が始まり、地域産品が売れ、経済が生まれるのです。そのために鉄道を利用する。それが姉妹鉄道ですよ。」

張処長さんの弁です。

「鳥塚さん、なんで早く台湾へ行かないんですか? 今すぐ行きましょうよ。」

張処長さんから今日もそうハッパをかけられたのであります。

本日はお招きいただきましてありがとうございました。