シンポジウム&スタミナ急行

今日は頸城鉄道の車両を保存している「くびきのレールパーク」の15周年式典として、公開シンポジウムが開催されました。

私はパネラーの一人としてお声をおかけいただきまして参加させていただきました。

出席された皆様方は私よりはるかに大先輩の方々で、何しろ頸城鉄道のコッペル2号機が運転を終了したのは昭和41年。頸城鉄道が廃止になったのが昭和46年で、その時高校生、大学生だった方々ですから、私などは足元にも及びません。

にもかかわらず、私にお声をおかけいただいたのは、東京生まれの東京育ちではありますが、鉄道百年の年から5年間ほどコッペル2号機は西武鉄道のユネスコ村と西武園遊園地を結ぶ西武山口線というところで走っていて、当時の私は自宅からほど近いところで蒸気機関車が走るとあって、足しげく通ったからであります。

鉄道百年の年と言えば昭和47年。私は小学校6年生でしたが、板橋から西武線沿線であれば親も許してくれましたので、煙を浴びることができたのです。
だから、今、頸城の百間町に保存されているコッペル2号機は私の子供の頃の思い出の機関車であって、蒸気機関車の中では一番親しんだ機関車なのです。

そういうお話しをさせていただきました。

頸城鉄道の車両の保存には中川市長さんも熱心で、私たちのトークに飛び入りでご参加されて、お考えを述べられていらっしゃいましたが、市長さんは鉄道マニアではないと思いますが、物の価値がわかるお方のようで頼もしいですね。

中村稔さんが撮影されたこの写真、どこだかすぐにわかっちゃいましたよ。
上越の機関車だけど雪の中を走る写真を自分では撮ってないので、西武に来てから、「雪が降る」と連絡を受けて夜行列車に飛び乗って撮影に来られたそうですが、西武園遊園地を出た列車が車庫のわきを通って左カーブで勾配を登っていくところですね。
私もここには散々行きましたから。

そういえば、腕木信号機でタブレット交換していたのも思い出しました。

50年も前のことですが、大先輩の皆様方と共通の会話ができるのはとても幸せなことです。

シンポジウム終了後、皆さんで記念撮影。
左から笹本健次さん、私、曽我部俊夫さん、西山義則さん(代表)、梅村正明さん、中村稔さん。
時間が許せば一晩中でもお話をお聞きしたいと思いました。

私も含めてここにいる皆様方全員の課題としては

will be no more soon

ということですから、若い人たちにこのお宝をどうやってつないでいくかが早急に求められるのですが、コッペルだけじゃなくて、鉄道というものそのものが同じ課題を持っていると思います。

なぜならば、私を含めて皆さん若いころに経験したことが今でも糧になっているからで、だからどうやって若い人たちの感性につないでいくかが大切なのです。

さて、夕方からは納涼列車としてこの夏運転して大好評をいただきました肉三昧の「スタミナ急行」のリバイバル運転です。
今回も大好評でアッという間に満席の50名様のご予約をいただきましたが、私も途中までご一緒させていただきました。

今回も皆様受付の時から気合が入っていましたが、遠方からは東京近郊はもちろんですが、福井、京都、大阪、愛知県から。新幹線が西へ伸びると上越のマーケットは確実に西へ広がることがわかりますね。
そして何より今回もですが、地元の皆様方のご参加が多かったこと。

「社長がやってることなんて所詮はマニア集めにしか過ぎない」と揶揄する方々も多く居るようですが、世の中百聞は一見に如かずですよ。
来もしないで、乗りもしないで人のやっていることをどうこう言う人の意見は私は相手にしませんが、着実に地元の皆様方に受け入れられているという手ごたえを本日も感じたのであります。

では、どうぞ。


昨日幕張でお会いしましたね。


おや、昨日幕張でお会いしましたね。

ご乗車いただきましてありがとうございました。

年末にかけて雪月花も特別コースをご用意いたしております。

皆様方のご乗車をスタッフ一同心よりお待ちいたしております。