さよならクマさん

訃報というのは突然やってくるものですね。

私の友人でロンドン在住のクマ原田さんがなくなりました。

今日のクマさんのFacebookページにはこう書かれています。

It is with a heavy heart that we write that Kuma passed away today.

Life won’t be the same without you pops. You were loved by us all xx

Go enjoy that magical gig in the sky!

Love Kalin, Tomo and Marco x

昨日ギグを終えて自宅に帰ったところ、お風呂場で倒れたということ。

そういえば以前に心臓の手術をしたと聞いていましたが、まだ71歳でした。

クマさんは世界的に有名なベーシストですが、音痴な私にとってクマさんはギター片手にシベリア鉄道に乗ってヨーロッパへ渡った兄貴のような存在で、まぁ、1970年代というのは若者はみんなシベリア鉄道に乗ってヨーロッパを目指した、そういう時代だったんですね。

で、向こうで成功して世界的なベーシストになったのですが、私は音痴だからそういうことがわからない。そういう点でクマさんと接したことがないから、どんな偉い人かもわからないけど、そこがクマさんにとって面白がってくれたのかもしれませんね。

また会えると思っていたら、もう会えない人になっちゃいました。

国鉄のキャンペーンソング「レールウエイララバイ」(一枚のキップから)を歌った小林啓子さんに「どうしたの? 何があったの?」って聞いたんですが、
「この年になると「また!」はない事が多いので会いたい時は会う事に」
って言われました。

そうですよね。


小林啓子さんのFacebookページから。(啓子さんとクマさん)

そう、「またいつか」ってのはないんでしょうね。

もうかれこれ長いおつきあいで、日本に来て演奏をするときにはカミさんと一緒に見に行ってたんですけど、もう彼のギターも聞けなくなってしまいました。

安らかにお休みください。

クマさん、また会いましょう。
あとから行きますから、先に行って待っててくださいね。
迎えに来なくてもいいですけどね。(ふん、と言って苦笑いしてるクマさんの顔が目に浮かぶようです。)

合掌

クマ原田(Wikipedia)

今夜は啓子さんのレールウエイララバイを聞いてください。

https://www.youtube.com/watch?v=e0IAqI8IFYw

https://www.youtube.com/watch?v=m5x1kDxkWeE