佐倉のハチロク その後

3月にお話しさせていただきました私の地元、千葉県佐倉市に保存されているハチロクこと8620型機関車についての続報です。

3月28日 佐倉のハチロク
▲3月28日のブログはこちらです。

当初私もいろいろと相談を受けてアドバイスをさせていただきましたが、その後はなかなか時間がとれず、具体的な方法論についてお話しすることができない状態だったのですが、なんとなんと、地元の有志の皆様方がお色直しの作業に取り掛かりました。

昨日6月26日、機関車が保存されている佐倉市高崎川南公園での作業風景です。

おじさんからお爺さんに差し掛かった年代の友人たちが、暑い中、熱中症に配慮しながら、元の塗装の剥離、下塗り、そして上塗りと作業を行いました。

もちろん予算など無いはずです。
何しろ3月に会議を開いて「始めましょう。」という話になって、いろいろ準備をしてわずか3か月後の6月に実行しているのですから、行政の仕事のペースをご存じの方ならおわかりいただけると思いますが、補助金なんて出ませんよね。

工場の人や建築の職人さんなどが集まって、自分たちで手弁当で始めたんです。

もちろん機関車は大きいので一日では塗り切れませんから、10月の鉄道150周年記念日に向けて何度も行う予定のようですが、素晴らしいと思いますよ。
とにかく行動する。
「前へ!」
これは私のポリシーでもありますから、友人たちが実行している姿は感動するのであります。

昨今では自分では何も行動せずに、ネットで偉そうに人のやることに文句ばかりまき散らして得意になっている人間が多いですけど、おじさんたちが黙々と実行する姿は、きちんと評価されるべきだと私は思います。

誰が評価するって?

そりゃあ、もちろん佐倉市長さんでしょう。
「機関車塗るから金をくれ」じゃなくて、自分たちで黙々と始めている姿は尊いものですから、これをきちんと評価しなければ、市長、あなたのことも評価しないのであります。

何しろそろそろ選挙でしょう。
新潟にいるけど私は佐倉市民。
ははは

まぁ、我が町佐倉市の市長さんは箱モノ作って自分の成果だと自慢するような田舎の土建屋さんみたいな市長さんではないと思いますが、田舎じゃないんだから、都市型住民は騙されないのです。

頼みますよ、サンゴちゃん。

ということで、補助金をあてにしないでも、小さなことでも自分たちにできることから始めて行けば、なんとなく道が見えてくるものなのです。
それが今の世の中に欠けている「リアル」なのであります。

機関車塗った?
だから何なの?

そういう人も居るとは思いますが、そういう人は世の中を動かしていく人ではないとお見受けいたしますので、協力はしてくれなくても良いですから邪魔だけはしないでください。
なぜなら、地方創生というのは、そういうものだからであります。

ところで、わが直江津にも五智交通公園にナメクジ型(初期型)D51が1両保存されています。
何年かに一度、地元の有志の皆様方が手をかけてきれいに整備してくれているようですが、直江津の煙が消えたのが1969年ですから、すでに53年が経過しているわけで、だとすれば当時ハタチの若造がすでに73歳ですから、やはりそろそろ若い世代がバトンタッチしないといけない時期に来ていると私は思います。

なにしろ、二言目には「鉄道の町だ」と言っているのですからね。

皆様方が念願だった動くD51もすでにあるわけで、「さあ、地域の皆様、どうしますか?」と、私は皆様のやる気に火をつけているのであります。

はたして、火は点くか。

あと3年半ですからね。

いつまでもあると思うな直江津のデゴイチ

なのでありますよ。

お爺さんにばかり任せないで、30代、40代から率先して動きましょう。
だって、「鉄道の町」なんでしょう?

ということで、水族館の帰りには動くD51を見に来てくださいね。
トキ鉄は数字がすべてと言われているのであります。

佐倉市で活躍する私の友人の岡野敦氏のブログはこちらです。
▼皆さん次はどうするか、ワクワクしているようです。
岡野あつしのブログ