雪月花 高田コース 最終日

雪月花は冬の間、特別コースとして「新井コース」と「高田コース」を設定しています。

先日は「新井コース」で雪原に唐辛子を蒔いたり、酒蔵を訪ねたりする様子をお伝えいたしましたが、本日は「高田コース」の最終日ということで、高田駅にて地元の皆様方のお出迎えに同行させていただきました。

実はこの冬のコースはなかなかの人気で、昨年の9月初旬に発売開始して、好調なお申し込みをいただいておりました。
ところが、年末ごろからのオミクロン株の猛威でキャンセルが出始めて、結構苦戦することになりました。

それでも、本日は20名弱のお客様にご乗車いただいて、高田駅で地元の有志の皆様方のお出向かいを受けることができました。

角巻(かくまき)姿でお出迎えする地元の皆様です。

角巻というのは大正時代から昭和の初期ごろまで雪国で見られた女性の防寒着で、毛布のような四角い布を2つに折って三角形にして肩にかけるスタイルです。
川端康成の小説「雪国」で駒子が羽織っている、そんなシーンを連想させるような雪国の生活を地元の皆様方が再現して、お客様をお出迎えしていただいているのです。

高田コースでは駅からバスにご乗車いただいて、高田城址、高田公園、雁木通り、高田世界館(現存する日本最古の映画館)、町屋交流館などを回っていただくもので、半年前からご予約を入れていただくほど毎年たいへんご好評をいただいているのですが、こういう地元の皆様方のご協力あってのものなのです。

地域密着型のローカル鉄道ならではのおもてなしです。

ただ、ここ2年ほどコロナの猛威で、以前はよく参加させていただいていた地域の会合なども行われず、行われても月に2度ほど都内を経由して千葉へ戻っている単身赴任の人間ゆえ、地元の皆様方とやたらにお会いすることを控えておりましたので、気になってはいたのですが、今日は最終日ということで、できるだけ距離を保ちながらお会いさせていただきました。(ちなみに私は3回目のワクチンはまだですが、金曜日の時点で抗体検査で陰性です。)

地元の皆様、この冬も大変ありがとうございました。

高田というところには大変歴史がある奥深い文化が至る所にあります。
コロナが明けたら、私が住んでいるこの町をもっともっとご紹介するツアーを作りたいと考えておりますでの、引き続きどうぞよろしくお願いいたします。