お休みなので家の中の掃除。
カミさんが押入れをゴソゴソやっていたら出てきました。
「捨てて良い?」
いやいやいやいや、捨てちゃダメでしょう。
20年以上前の箱の中から出てきたものです。
20年も使ってなかったんだから、別になくても良いし、要らないでしょう。
これはカミさんの言葉。
でも、そういうもんじゃないのよ。
なぜならば、要るか要らないかという話になったら、もともと要らないものなんだからね。
要らないものじゃないですよね。
わかります?
朱鞠内駅の入場券。
平成5年7月。
それと函館本線上砂川支線。
平成5年10月。
どちらもすでに廃止されていますが、何が貴重かというと、これだけ連番で揃っているところ。
深名線とか撮影に行っていた時に買って、パシナ倶楽部のビデオのお客様にプレゼントしたものの残りです。
こちらは京成イブニングライナーの特急券。
こんなのだったんですね。
恐ろしいのは24年前の料金とほとんど変わっていないこと。
これほど物価が上がらなければ、当然国の借金もなくなりませんね。
私を含めてこの当時住宅ローンを借りた人も、「こんなはずじゃなかった。」って思ってると思います。
こちらは青森、十和田周遊券。
平成8年1月4日に私は青森十和田に旅行していたことになります。
子供の切符も一緒に出てきたんで思い出したのは小学生だった次男を連れて雪の中の温泉へ行ったこと。
旅館の部屋で食事をして、「お食事が住みましたら4番へお電話ください。」って仲居さんに言われてたので、次男に「4番に電話して。」と言ったら、次男は電話を見つめて「じ~っ」
「どうした?」
と聞くと、
「お父さん、どうやってかけるの?」
その時部屋にあった電話はダイヤル式でぐるっと回すタイプ。
家の電話はプッシュホンでしたから小学生だった息子はダイヤルの電話を見たことがなかったんですね。
ああ、そういう時代になったんだなあ。
そんなことを思ったことを思い出しました。
その次男もすでに30を越え一児の父ですからね。
切符というものにはこんなストーリーもあるんです。
こちらは今話題のクリステルならぬクリスタル。
まもなく引退だそうですが、北海道フリー切符で指定するとこんな切符だったのです。
帯広-札幌 丸々3時間の旅でしたが、最前席で楽しみました。
ということで、お宝なわけです。
捨てられないようにどこかにしまっておかなければ。
次に出てくるのは多分、20年後かもね。
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