大井川鐵道の猛暑対策

毎日暑いですね。
特にこの夏は静岡県が猛暑の場所になっているような気がします。
別に、私が来たからではないですよ。(笑)

ところで、大井川鐵道のトーマスの列車には冷房がついていません。
昭和20年代の旧型客車ですから、昭和の時代をご存じの方は、窓が開くことも知っていれば冷房のない時代も経験されていますよね。
でも、今の若い人たちは窓が開くことも知らなければ冷房がないことを知らない人がたくさんいます。
まして、昔とは比べ物にならないような昨今の気象状況です。
冷房のない列車は経験としては良いかもしれませんが、お客様サービスという観点から見ると、やはりどうもいただけませんね。

実は去年個人的にトーマスに乗りに来た時も、9月でしたが冷房のない車内でうんざり顔のお客様がいらっしゃいました。
そりゃそうだ。
でも、資金が厳しい会社としては現状では冷房をつけることは難しいということも現実問題ですから、どうしましょうか、と考えていた時に静岡県が猛暑、酷暑の夏になってしまいました。

で、手をこまねいていても仕方がありませんので、とりあえずお客様のために対策を立てましょうということになりまして、こんなサービスを始めました。

子供たちが幼稚園のお弁当に持って行くときに使う保冷剤です。
これをキンキンに凍らせて改札口でちびっ子たちに1つずつ配布することにしました。

これならしばらく冷たさが残りますから、クールダウンできると思います。

今時のちびっ子たちも冷房が当たり前になっていますよね。
でも、暑い日に窓から入る風を感じて、キンキンに冷えた保冷剤を首筋に当ててみたら、きっと楽しい思い出ができるのではないでしょうか。

このトーマスの保冷剤ですが、お付き合いのあるメーカーさんに連絡して「在庫分を全部クレ!」と言って買い占めちゃいました。
3000個ぐらいでしょうか。
でも、このところトーマスは毎日運転していますから、多分今月いっぱいでなくなると思います。
その後はふつうの無地の保冷剤を配布いたします。
配布は8月いっぱい。9月に入っても暑い日はお配りいたします。

ちびっ子オンリーですから、大人の方は各自で対策してください。

駅前のプラザロコでは冷凍ミカン、アイス、冷たいお飲み物、その他の暑さ対策グッズも取り扱っていますので、ご乗車の前にお立ち寄りいただき、お好きなものをご購入ください。

今週末からは新しい仲間たちも加わって、さらに楽しい世界が広がります。

大井川鐵道では毎年毎年トーマス列車も進化しています。

皆様ぜひお越しくださいね。

冷房のない非日常体験で、「あの時は暑かったけど、おもしろかったね。」というご家族の思い出を作っていただければと思います。

7月から社長になった私としては、今年は間に合いませんでしたが、来年は何とか冷房化したいなあと目論んでおります。(ないしょ)