千葉駅ビルオープン

昨日、JR千葉駅の駅ビルが新装オープンしました。

 

その中にある東急ハンズでいすみ鉄道や銚子電鉄、小湊鉄道の商品を販売するコーナーができました。

 

 

 

 

い鉄揚げももなかもここで買えるようになりました。

ぜひご利用ください。

 

千葉の駅ビルというと実は私には思い出がありまして、昭和38年の3月に妹が生まれた直後でしたが、その頃は巌根に住んでいて、ちょうど初代の駅ビルが完成したというので、何度も汽車に乗って駅ビルに連れて行ってもらいました。

後でわかったのですが、ちょうどその時に千葉駅そのものが新しく建設されて、それまでは今の東千葉駅が千葉駅で、東京方面からやってくる房総方面への列車は方向転換しなければならなかったのですが、新駅が開業した時に、そのスイッチバックも解消されました。

だから、今の千葉駅は比較的新しい駅で、まだ50数年しか経っていませんから、駅の裏手にあたる地域には県庁所在地の駅前とは思えないほど、駅から1~2分のことろに民家が経っていたりするわけですが、3~4歳の記憶をたどると、当時の千葉の駅ビルは輝いていて、食品売り場などもとても賑わっていましたが、その中の一角にたい焼き屋さんがあって、そこで買ってもらったたい焼きを帰りの汽車の中で食べたことを懐かしく思い出します。

 

汽車というのは当時は電化は東京方面から千葉で終わりで、千葉から先は総武本線も内房線も外房線も非電化でしたから、当然汽車。それも蒸気機関車が引く茶色い客車で、買いものをして帰路に着くころには日が暮れていますから、白熱灯のぼうっとした光に照らされた車内で、そのたい焼きをいただくのです。父親は必ず最初に尻尾をちぎって、ちゃんと尻尾まであんこが入っているかどうか確かめてから食べていましたが、半世紀も前のそんな記憶が、千葉駅ビル新装オープンというニュースを聞くと思い出すから不思議ですね。

いつぞやも書いたと思いますが、千葉駅で発車を待つ汽車の窓から、向こうの線路を見ると機関車が煙を吐いてシューシュー言いながら止まっているのが見えて、それは房総西線から見た総武本線の列車なのですが、機関車に石炭をくべるために焚口を開ける度に運転室の内部がオレンジ色に照らされるのが子供心に何とも不気味でした。

親に、「あの汽車はどこへ行くの?」と尋ねると、

「八日市場方面だね。」と答えるのですが、子供心に「八日市場」が「妖怪千葉」に聞こえて、「あっちの汽車に乗って行ったら、きっと帰ってこられないんだろう。」などと不安になったことも鮮明に思い出します。

 

何のことはない、今では、その妖怪千葉へ行く汽車に乗っていくところに住んでいるのですから笑っちゃいますね。

 

ということで、私の思い出の千葉駅が新しくなって、その中のお店にいすみ鉄道の商品を置いていただいているのですから、やっぱりご縁を感じるわけでございます。

 

どうぞ皆様、このコーナーが常設コーナーになれますように、ご協力をよろしくお願い申し上げます。