中国人と「君の名は」

「你的名字」。

 

中国語ですが、大ヒット中の映画、「君の名は」のことです。

 

今、中国の旧正月「春節」で、たくさんの中国人がこの映画の聖地めぐりに来日しているというニュースが流れていました。

アニメーションなんですが、実際の場所、実写に基づいた舞台設定で、そこが「聖地」とされて、訪ねる人が増えているというニュースです。

 

私は、映画館へ行く時間がないので映画を見るのはDVDになるまでお預け状態なのですが、鉄道の駅のシーンが出てくるようで、その駅がどこなのかしばらく前に日本で話題になっていました。

物語の舞台は岐阜県の飛騨地方のようですが、ローカル線の駅の舞台としてこのシーンが登場するのは、岐阜県の鉄道ではありません。

実は、秋田県の秋田内陸縦貫鉄道なのです。

 

 

 

植村直人さん撮影。

大小2つ貼ってみました。

秋田内陸縦貫鉄道の「前田南駅」です。

 

場所はここ。

秋田新幹線の角館駅から内陸線に乗り換えて向かいます。

 

秋田内陸線のWebサイトは こちら

 

今頃は深い雪に覆われていることでしょう。

 

 

私の友人で内陸線を応援している大穂耕一郎さんのFacebookページから。

ここ数日の寒波でものすごいことになっています。

上の写真は雪かき前。車の屋根がこんもりとしています。

 

雪晴れの萱草駅。

 

なぜこんな話を取り上げたかというと、正しい情報を中国の方に伝えていただきたいから。

飛騨古川駅は登場しますが、高山線沿線をいくら探したってこのシーンの聖地にはたどり着けないからです。

そして、この聖地が、今の時期はこんなに雪で覆われているということを知れば、外国の人にとってみたらとても魅力的に見える。だから、場所がわかれば絶対に来てくれると思うからです。

 

インバウンドの時代。少しでも知っていただいて、いらしていただくことで、鉄道はもちろんですが、地域にもプラスになるはずです。

だから、中国語の得意な方。日本にいる中国人留学生の方。または中国の旅行会社の方。

ぜひこの情報を発信してください。

秋田新幹線から接続できる路線ですから、外国人の旅行者の皆様にも行きやすいと思います。

 

ただし、列車本数が少なく、酷寒地ですから、しっかり計画して、事前の準備をお忘れなく。

 

秋田内陸線は雪国を味わうには最高の路線です。

 

ぜひ一度、厳冬の秋田へいらしてみてください。