中高生いすみ鉄道存続プロジェクト会議

 昨日、大多喜高校主催の「中高生いすみ鉄道存続プロジェクト会議」が開催されました。
この会議は、いすみ鉄道沿線地域の中学生と高校生が、いすみ鉄道を存続させるために、自分たちでできることはないか、と自主的に始めたプロジェクトで今年で第16回目。
各学校の行事の一環として、駅の清掃や花壇の手入れなどを行ってくれています。

私はかれこれ6年この会議に出席していますが、最近では少し変わってきていて、駅の掃除や花壇の手入れはもちろんですが、このところ、自分たちでいすみ鉄道を使っていろいろなことをやってみたい、という意見が多く出るようになってきました。
昨日は社長が来るということで、たくさんのアイデアや意見が出されました。
例えばこんな感じです。
・親子で楽しんで思い出になるような鉄道員体験をやりたい。
・アイドルとのコラボ。
・知る人ぞ知る問題を作って、いすみ鉄道検定をやる。
・沿線の休耕田を小さな里山化して、ビオトープのようなものを作り、鉄道で生き物体験できるようにする。
・生物部で作った標本を車内に飾る。
・いすみ鉄道を使った鬼ごっこイベント。
・いすみ鉄道で女子会をやる。
などなど、次から次へいろいろなアイデアが出てきましたよ。
私が生徒の皆様方に1つだけ申し上げていることは、アイデアというのは、言いっぱなしじゃなくて、自分たちが実行するという前提でアイデアを出してほしいということ。
彼らは、皆、いすみ鉄道の駅構内や車内を使って、自分たちで何をやりたいかというポイントでアイデアを出してくれていますから、今日の会議でもポンポンポンといくつか決定しました。
1:アテンダント体験を今年も夏休みに行う。
2:親子鉄道員体験(現在すでに企画中)のヘルプをしてもらう。
3:いすみ鉄道検定に向けた問題を夏休み中に各学校で作り、9月以降にそれを取りまとめ、年明けごろに検定試験を行う。
4:大多喜高校の制服を着た高校生アイドルのキャラクターを作って、それを行先表示板や車内で使う。
5:いすみ300形車内の陳列スペースに、高校生の標本や作品を展示する。
1時間半ほどの会議で、これだけのことを決めて、私もコミットメントしちゃいました。
なぜならば、私は、中高生という彼らの年の時に、自分たちで物事を決めて、それを実現するということを経験してもらいたいからで、いすみ鉄道というキャンパスに、彼らが自分たちの作品を描く楽しさを知ってもらいたいからです。
それが、ふだんからいすみ鉄道を大切に思ってくれている、沿線の中高生の皆様に対するいすみ鉄道としての取るべき姿勢なのではないでしょうか。


大多喜高校いすみ鉄道対策委員会のジャンパーです。
良いデザインでしょう。
欲しいなあ。


いすみ鉄道もなか in 大多喜高校。
美術部の作品が廊下に掲示されていますが、その中の1つ、113系が描かれた作品といすみ350形のコラボです。
先日のマンドリンギター列車もそうですが、大多喜高校は課外活動がとても盛んで、美術部も全国で賞をたくさん取るようなレベルなんです。

ということで、大多喜高校の平野校長先生にもご協力いただきました。
平野先生、生徒の皆様方、どうもありがとうございました。
これからも一緒に楽しみながら自己実現をしていきましょう。