本日の大多喜


[:up:] 昭和45年12月 千葉気動車区にて
新製配属されたキハ28が新しい「そと房」のヘッドマークを付ける。
その向こうは年末臨時列車用に駆り出されたキハ20が古い「そと房」のヘッドマークを付けて出区を待つ。
50歳以上の人なら「ああ、この時代が懐かしい。」と思っていただける国鉄時代の顔合わせ。
でも、これは40数年前ではなくて本日のいすみ鉄道大多喜駅です。
こういう姿は何もおじさん達だけのものではなくて、昭和は若い人たちからも広く支持されている、誰もが懐かしい情景シーンです。
こういうシーンを見て、「いいなあ」と思うか、「つまらない」と思うかは皆様方にお決めいただくことで、いすみ鉄道は観光資源としての鉄道を素材として提供しているわけです。
そして、一般の皆様には「つまらない」と思えることでも、10人に一人の方々に「いいなあ」と思っていただければ、いすみ鉄道と沿線地域は観光客でにぎわうようになるし、おそらく現時点ではそれで手いっぱいになってしまうぐらいのキャパしかないと思うわけです。
本日は千葉県の県立高校の校長先生方の集まりである「槇葉会」の例会にお招きいただきまして講演をさせていただきました。
おそらく本日ご出席された先生方が高校生、大学生の頃、上のようなシーンが見られたのではないかと思いますが、いすみ鉄道は今でもこういうことを展開しておりますので、ぜひ一度遊びにいらしてください。
今日お招きいただきました例会を取りまとめられていらっしゃる木更津高校の岡崎校長先生は、夏の勉強会で私の講演をお聞きいただき、ぜひもう一度ということでお声をおかけいただきました。
それにしても講演に呼んでいただくたびに演台の上から「私は学校とか先生とか嫌いですよ。」と申し上げているのに、千葉県の教育関係の先生方から、何度もこのようなお誘いを受けるということは、「そこに何らかの需要がある」ということのようで、皆様方のお役にたっていると信じたい今日この頃でございます。

槇葉会の先生の皆様、ありがとうございました。
ところで、私の中学時代の同級生の菅田君も千葉県で高校の先生をしています。
以前は冨里高校、八千代高校にいましたが、最近会っていないのでどこにいるかわかりません。
昔から野球部の指導も熱心にやっている熱血先生ですので、もし本日いらしていただいた校長先生の学校でしたらよろしくお願いいたします。
皆さん校長先生ですから、緊張しました。