静岡県の皆様

先日、静岡県の小山町商工会の皆様方がいすみ鉄道をご訪問くださいました。
実は、昨年の5月に御殿場線の駿河小山にある小山町の法人会の皆様方にお招きいただき講演をさせていただきましたが、それからのお付き合いで、「いすみ鉄道と沿線地域の取り組みが大変勉強になる。」ということで、交流させていただき、今回は商工会の皆様方にいらしていただきました。


昨年お邪魔した時のブログは こちら です。
皆さん、伊勢海老特急のお刺身列車を見学されて、大満足のご様子でした。
その前日には、富士市の皆様方がお見えになり、岳南鉄道をどうやって地域の宝として使っていくか、ということを実践されていらっしゃって、やはり、いすみ鉄道がとても参考になる。「いすみ鉄道に来ると、自分たちだってできるんだ。」という元気な気持ちになれると、とてもうれしいお言葉をいただきました。
静岡県と言えば世界遺産の富士山がありますから、私から見たら房総半島など足元にも及ばないと考えますが、実はそうでもないらしくて、富士山を活かしきれていない部分があるようです。
こんど、12日に富士市へお邪魔して講演をさせていただきますが、この岳南鉄道を使って地域を盛り上げようと頑張っている皆様方も、きっかけは2年前に私が富士市で行った講演を聞いていただいたことのようですから、うれしい反面、責任重大なんですね。
お越しいただきました皆様、どうもありがとうございました。
さて、その富士市の皆様方にお伺いしたことがあります。
それは、「静岡県のように横に長い県は、いろいろ地域によって考え方が違うのではありませんか?」ということ。
皆様がおっしゃるには富士市は東の方だけど、西の方へ行くと関西っぽいところが出てくるようで、昔から「越すに越されぬ大井川」と詠われたように、そのあたりで文化が変わるのかもしれませんね。
文化と言えば、今日は節分。各地で恵方巻きをパクつく儀式があるようですが、この恵方巻きというのがとても不思議で、少なくとも私が若かったころは恵方巻きなんていうものはなかったし知らなかった。
関東の文化に恵方巻きはないんですね。
多分20年ぐらい前にコンビニやスーパーが流行らせようと思って紹介したのがすっかり定着したようですが、カミさんも東京出身の我が家では、節分は豆まきをして、年の数だけ豆を食べて終わりなんです。
だから、巻き寿司など食べないんですが、それを知ってか知らずか、今夜一緒に食事をした友人が、「家族にお土産だよ。」と言って、巻き寿司を持たせてくれました。
実は今日は関西方面へ出張していて、その帰りに都内で友人と会ったのですが、出張先でたまたま乗ったタクシーの運転士さんが女性で、「今日は楽できるんですよ。」と言いますから、「どうしてですか?」と尋ねたら、「節分ですから、恵方巻きを買ってきて、あとはイワシを焼いて汁物を出せば良いんですから。」とのこと。
どうやら西の方では巻き寿司とイワシの丸干しが節分の習わしのようですから、私も今から友人がお土産に持たせてくれた巻き寿司をつまみながら、イワシの丸干しで一杯やることにいたしましょう。
我が家ではイワシの丸干しは私の大好物で常備品なんです。
今年は子供たちが皆巣立ってしまいましたので、末っ子の4男と2人で「福は内、鬼は外。」をやりましたが、第一志望校に合格した4男は、恥ずかしながらも感謝の気持ちを込めて豆まきをやってくれました。
長男以下、子供たち5人が豆まきをやってくれていた時代は、遠い過去になりつつあるのが年を取った証拠で、さみしい気分でもあるのです。