今日のお客様

今ちょうど菜の花が満開のいすみ鉄道ですが、今日はお天気も良く、また、明日は悪天候が予想されることから、たくさんのお客様にお越しいただきました。
今日から国吉駅では応援団の皆様がいすみ市宿泊業組合の「タコ飯弁当(700円)」の販売を始めました。
いすみ鉄道の駅弁第一号としてNHKにも取り上げていただいたことがある楽働会の「里山弁当」も期間限定で復活しています。
そのお弁当を昔ながらの立ち売りで「べんと~、べんと~。」と売り歩くスタイルで販売を始めたところ、今日1日で里山弁当14個、タコ飯弁当50個を完売いたしました。


キハ2両で走る急行列車には各列車とも100名を超えるお客様にご乗車いただきましたが、黄色いムーミン列車もほとんどの列車が満員となりました。
せっかくローカル線にお越しいただいたのに、お座りいただけなかった皆様、申し訳ございませんでした。
朝夕一部列車に1両編成がありますが、日中すべての列車を2両編成にして運転いたしましたが、これがいすみ鉄道の輸送力の全てです。
どれだけたくさんのお客様にいらしていただいても、これ以上列車を走らせることができないというのが菜の花のシーズンの現状なんですね。
だから、「無理して乗りに来なくても良いですよ。」と申し上げているわけですが、団体のお客様だけで今日1日で14台もの観光バスのご予約がありますので、本当にありがたいことだと思います。
鉄道運賃収入もありがたいのですが、お土産売店の収入も大変大きなもので、例えば国吉駅の8坪ほどの売店で1日の売り上げが20万円を超えますから、沿線の小売業者で売り場面積当たりの売り上げはいすみ鉄道の売店が一番ではないでしょうか。

黄色い列車の中で、いすみ鉄道開業当初から活躍してきた「いすみ201」が今月末で退役するため、ありがとうヘッドマークを掲示して運転していますが、こちらも大人気で、たくさんのお客様にご乗車いただきました。


そんな中、私の親友で日本航空北京支店長を務める江利川さんがご家族をつれて遊びに来てくれました。
ご記憶の方もいらっしゃると思いますが、昨年8月末に私が北京の江利川さんを訪ね、現地の皆様方をたくさんご紹介いただいたのですが、今回はご家族そろって一時帰国されているとのことで、奥様と下2人のお子様を連れて遊びに来てくれたのです。
昨年8月の北京訪問の時のブログは 「こちら」 です。
お子さんが実は大の鉄道ファンで、「キハ28に乗るのが夢だったんです。」とにこにこ顔でしたが、2009年に私がいすみ鉄道の社長に就任してすぐに遊びに来てくれたことがあって、その時にいすみ鉄道を気に入ってくれて、それで鉄道ファンにはまっていったようです。
この4年間のいすみ鉄道の変貌に江利川さんはとても驚かれていましたが、彼ならずとも、久しぶりに来ると皆さん驚かれますし、地元の人もとても驚いているようです。
寂れたり廃れたりしていても、やり方によってはこんなに賑わうようになるということですね。
でも、それは、やっぱりこの地域に土地の力があるということなんだと思います。
江利さん、今日もありがとうございました。
お互いに頑張りましょう。