雪国 大多喜へようこそ






昨夜は房総半島の外房側は「大雪」に見舞われました。
雪国の皆様から見たら笑われると思いますが、房総半島でこれだけ降ると大騒ぎです。
どの様な大騒ぎかというと、車があちらこちらでひっくり返ったり、溝にはまったり、一回転したり。
信じられないんですけど、勝浦や大原の人たちはスタッドレスに履き替えるという意識がないので、ノーマルタイヤのまま平気で走って、一回転するんです。
そして、それをレスキューに行くレッカー車が、これまたノーマルタイヤなものですから、小さな峠のトンネルを越えた下り坂の日かげのような場所は、あちらこちらで大騒ぎなわけです。
私は佐倉市ですが、同じ千葉県でも、佐倉や成田は寒いところですから、スタッドレスは基本なんですが、房総半島はそういう感覚がないんですね。
唯一、スタッドレス普及率100%なのがいすみ鉄道の運転士さんたちで、彼らは「何があっても出勤する。」という体制を取っていますから、これだけ降っても今日も始発から運休もなく列車は走りました。
訓練生にも成田空港に勤務していた人がいて、彼も富里から定時に出勤。
もちろん私も、こういう時は早めに家を出ましたが、航空業界の人間も、何があっても会社へ行かれるような心構えだけはできているんです。
そんな中、私が、この人たちをいすみ鉄道でぜひ採用したいなと思う人たちがいました。
誰かというと、こういう時に、朝早くから沿線で雪景色の中のキハを写しに来ている人たち。
根性座ってますよね、彼らは。
私の姿を見つけると、「社長、もう大丈夫ですよ。来年のカレンダー用の写真はバッチリです。」だって。
いすみ鉄道は菜の花の季節の写真はたくさんあるけれど、雪景色の写真はほとんどありませんから、毎年、カレンダーを作る季節になると、雪景色を探しているのをご存じなんですね。
(採用したいなと思うだけで、ひとり言ですから、期待しないで下さいよ。)

ということで、第2五之町踏切にも、たくさんのカメラマンがスタンバイしていました。
雪の中を走る急行「そと房」なんて、歴史に残る日だったかもしれませんね。
この写真はイタリアンランチクルーズの急行3号が踏切にさしかかるところ。
午後1時ごろですが、朝には真っ白だった田んぼから、ほとんど雪が消えてしまっていますが、皆さん寒い中、ご苦労様でした。
(クリックして拡大すると、20人ぐらいいるのがわかります。)
写真撮影に来るだけだっていいじゃないですか。
こういう寒い日に来ていただけるだけありがたいと私は考えます。
そうだ、来週から2月16日まで、ヘッドマークなしで走らせようかなあ。
もう一つ、ひとり言です。