踏切での一時停止について

月曜日のブログから一昼夜が経過しましたが、まだ、誰からも圧力はかかっておりません。(笑)
ただ、世の中には短絡的な方もいると思いますので、もう一度私の考えをご理解いただきたいと思います。
交差点や踏切での一時停止は、そこに危険が潜んでいるところだから、一時停止が求められています。
だから、車を運転している皆さんは、一時停止しなければならないのです。
K察が見ているから一時停止しろというのではありません。
危険な個所にもかかわらず、その危険性を認識しておきながら、陰に隠れて見ていて、一時停止をミスしたドライバーを捕まえて反則金としてお金を巻き上げることを私は「営業」と呼んでいますが、そういうことをすること自体が、危険行為を誘発していることになるのだから、K察のすることではないし、一時停止を見逃すことが危険でないとするなら、その交差点から一時停止の標識は撤去するべきなのです。
私は、いすみ鉄道沿線に撮影や観光にいらっしゃる皆様に、特に言いたいのは、不慣れな道では十分に注意して運転していただきたいということで、K察が隠れているから止まりなさいという意味ではありません。
そこのところをお間違えの無いようにお願いします。
では、なぜ、踏切での一時停止が安全上必要かということですが、いすみ鉄道沿線では私が就任して以来でも、2件の踏切事故が発生しています。
どちらも警報機が鳴っているにもかかわらず、踏切内に自動車が侵入し、列車と衝突しています。
私が就任する前年にも、大きな踏切事故が発生しています。
警報機が鳴っているのに、踏切内に侵入するということは常識では考えられません。
でも、その常識では考えられないことが起きるから、事故になるのです。
どちらの事故も、車の中で音楽を聴いているとか、何か別に気をとられることがあって、警報機の鳴動に気づかずに列車とぶつかっていますが、踏切というものにもう少し関心を持っていただき、踏切で100%一時停止をする習慣があったなら防げたはずの事故だと思うのです。
いすみ鉄道のキハ52の急行列車は、途中の停留所的な小さな駅でも安全確認のため停車しています。
これは、いすみ鉄道では、国鉄木原線時代から、急行列車の運転経験がありません。つまり、いすみ鉄道沿線のドライバーや歩行者の皆さんは、列車は駅に停まるものという認識があります。だから、「停まるもの」として、平気で踏切を渡ったりする可能性があります。歩行者やドライバーが、大丈夫だと思っているところへ、列車がブーンと通過してしまったら、いくら踏切が鳴っているからといっても事故になる危険性が高いから、安全確認のために停めているのです。
また、今のところ、いすみ鉄道では踏切の鳴動不良、つまり列車が接近しているのに踏切が鳴らなかったという事例は発生していませんが、大手私鉄ですが、他の鉄道では踏切の鳴動不良などのトラブルも発生しています。
でも、もし万一、そのようなことが発生したとしても、踏切で一時停止する癖がドライバーについていれば、事故は発生しないのです。
皆様、くれぐれも踏切での一時停止はお願いしますよ。
キハ52は1両しかないのです。
先頭には元ダメが付いているし、ぶつけられたら即、走行不能。
いきなり元ダメをやられないように、房総半島にもかかわらず、スノープロ―を残したのです。
でも、踏切事故でぶつけられてしまえば、交換部品がなければ、下手すれば廃車の運命をたどることになるのですから。
どうぞよろしくお願いします。