206号車が動き出しました。

7月下旬から検査のために車庫に入っていた206号車 (リトルミイ) が今日試運転しました。
これは鉄道車両が6年に1度受ける全般検査という自動車でいえば車検に当たる重要な整備検査で、約1か月にわたり、車体各部、特に走行装置をオーバーホールして行うもので、昨日までの検査作業が終了し、今日、試運転を行いました。
早ければ明日、明後日から営業運転に入ります。
写真は昨日まで研修庫で整備を受けていた206号車が試運転しているところ。
足回りをピカピカに塗られて、元気に戻ってきたところです。
新学期に備えて、全車両が揃いました。
しかし、それにしてもこの全般検査の費用は約1800万円。
鉄道車両はすべての工程が特殊作業で重量も重いことからこれだけ高額になってしまいます。
まして、古くなるとあちらこちらに不具合が出てきて修繕費がどんどん加算して行きます。
とても、饅頭やせんべいを売ってといった企業努力で解決できる話ではないのです。
ご乗車いただいた車両がクーラーの効きが悪かったりしたら、どうぞ思いっきり窓を開けて、新鮮な田園の空気をいっぱい感じてくださいね。
いすみ鉄道では非日常、脱日常を感じることができますから。

[:up:] 昨日まで車庫で検査を受けていた206号車。
[:down:] 今日から試運転に出ました。