北近畿タンゴ鉄道へ行ってきました!

先日、京都の北近畿タンゴ鉄道という第3セクター鉄道を訪問してきました。
北近畿タンゴ鉄道は丹後半島を走る宮津線という国鉄路線を引き継いで誕生した第3セクター鉄道で、その生い立ちとしてはいすみ鉄道と同じ経歴の鉄道です。
現地では辻本社長さんと佐藤営業課長さんに現状や問題点、課題などのお話をお伺いしましたが、その中で参考になったのが 「トレインオーナー制度」 というもの。
開業から20周年を迎え、古さが目立つようになってきた車両を塗装しなおし、リニューアルするための資金を、応援していただく皆さまにお願いして拠出していただこうというものです。
北近畿タンゴ鉄道は日本海の海岸線に沿って走る区間があり、潮風や冬の間には季節風や雪を浴びながら走る路線ですから、車両の傷みも激しく、そのため、修復費用もかさむようです。
写真はリニューアル前とリニューアル後のKTR形車両。
外見だけでなく、車内もきれいにして、お客様に快適な汽車旅を提供しています。

[:up:]リニューアル前のKTR形車両。あちこちに痛みが見えます。

[:up:]リニューアル後。外板の修復も含め、新車のようにきれいに仕上がっています。
北近畿タンゴ鉄道は沿線に天橋立といった国際的な観光地があり、京都、大阪から直通するJRの特急列車も乗り入れる「恵まれた環境」にある路線ですが、全長110kmを超える長大な路線で、乗り入れ特急のための電化設備の維持なども莫大な費用がかかりそうですから、「恵まれた環境にある」といっても、やはりどこも大変な経営状態だと思います。
車両の全般検査(自動車でいうところの車検)に1両1800万円もかかるのですから、いすみ鉄道でも、近い将来この「トレインオーナー制度」を設けて、皆様に応援していただこうかなあと考えております。
その際には、ぜひよろしくお願いいたします。
北近畿タンゴ鉄道のトレインオーナー制度はこちらです。