こっそり ひっそり めだたずに・・・

今日はキハ52の臨時列車が運転されました。
鉄道ファンの皆様のグループの貸切列車です。
平日とあって、沿線ではカメラを構える人もなく、これぞ昭和のふだん着の列車という感じでした。

いすみ鉄道の自社養成乗務員訓練生の第1期生4名ですが、国家試験を通って免許取得してからさらに8か月の訓練を積んで、7月初めから一人立ちしています。
大騒ぎすることでもありませんし、プレッシャーをかけるのもなんですから、ひっそりと一人立ちしました。
私も30年も前の話になりますが、飛行訓練性だった時に教官同乗訓練から一人で操縦する訓練に移った時のことを思い出しました。
ファーストソロと言いますが、離陸した飛行機の機内を見まわして、「俺しかいない。」と緊張したことを思い出します。
いすみ鉄道の訓練生1期生は、すでに国家資格を取得したうえで、さらに8か月の訓練を積んでいますので、30数年前の私のように緊張することはないと思いますが、それでも身が引き締まる思いでしょう。
夏休みに入りピークシーズンを迎えますが、この時期の混み合う列車では新人運転士は補助を付けて乗務させる予定でいます。
慎重の上にも慎重を重ねるのが私のポリシーです。
こっそり、ひっそりといえば、昨年4月に入社した訓練生2期生2名のうち、1名がすでに国家試験に合格しています。
学科試験1発、技能試験1発で合格ですから優秀です。
ただ、列車に乗務するということは優秀なだけでは勤まりませんから、これからもっともっと訓練を積まなければならないと思います。
時間をかけなければ、身体で覚えられませんから、やはり来年の春ぐらいまでは訓練を継続しなければならないと思っています。
優秀な人ほど、いろいろな落とし穴にはまりやすいというのも事実ですからね。
国吉駅の側線に留置してありました203号車と207号車は運び出しが終了しました。
ミャンマーへ向けての売却です。
いろいろ引き合いはありましたが、やはり鉄道車両ですから現役で走ってくれることが第一と考えてのミャンマー行です。
いすみ鉄道では、今、夏休み前の比較的静かな時期にあります。
そういう時でも、こっそり、ひっそり、めだたずに、いろいろなことが進行しているのです。
そして、深いところで進行していることが、まだまだあるのです。
目が離せませんよ!