只見線沿線との交流

本日は只見線沿線に来ています。
奥会津麺’sフェスティバルの応援です。
ここは只見線の会津川口駅がある金山町。
公民会館で大々的なお祭りがおこなわれました。
人口3000人の町に4000人も5000人もいらしていただけるようなイベントは、ものすごく大きなイベントで、地元のみなさんが只見線を何とか活性化させようという熱意を感じます。
なぜいすみ鉄道がここ奥会津の山の中へきているかというと、それは民間レベルの地域交流。
福島県の金山町といすみ鉄道沿線はどちらもローカル線を抱える地元ということで、お互いにがんばりましょうと手を結んでいるのです。
で、やったのが2月3日の「いすみ鉄道雪祭り」。
あの時の雪は、ここ奥会津の金山町から運んでいただいたもので、房総半島で初めての雪まつりを開催することができましたが、今回はその時の雪のお礼に、房総半島の大原から福島県の奥会津に新鮮な魚をお届けに上がったというわけです。
名付けて「奥会津大漁祭り」
山の中のみなさんに千葉県の新鮮な魚を召し上がっていただこうと、私といすみ市商工会の出口会長、いすみ鉄道応援団の掛須団長の3人で、大原港であがった鯵を持ってやってきました。
フェスティバルの会場では、千葉県房総半島の新鮮な鯵をお配りしましたところ、大行列ができ、持ってきた鯵は10分ほどで完売となりました。
この奥会津の山奥では、それぞれの家で今夜は千葉県の鯵が食卓に上っていると思うと、出口会長も掛須団長も、そしてもちろん私も大満足なのであります。
すごいことだと思いませんか?
ローカル線を支える地域同士が連携した民間レベルの交流は、もっともっと広がってもよいと思うのです。
それが日本を元気にするということだと思います。

[:up:]いすみ鉄道の物販のブースは地元の人が作ってくれた「カマクラ」です。 面白い[:!:]

[:up:]福島県でいすみ鉄道の写真展です。まだ雪が残っている奥会津のみなさんから見れば、菜の花が咲いているいすみ鉄道沿線は天国のように見えるのです。
国吉の街の駅「いってんべえ国吉」では只見線写真展。こちらではいすみ鉄道写真展。
こういうことが面白いんじゃないでしょうか。

[:up:]最高のお天気に恵まれた会場には大勢の人たち。
向こうの雪山の景色は1日見ていても飽きませんでした。



[:up:]出口会長と私と掛須団長で魚配り。千葉県の新鮮な魚に長い行列ができました。
いすみ鉄道の社長としての仕事じゃないんじゃないか。
そう言われる方もいるかもしれませんが、只見線が災害不通の現状で、やはり、自分たちが何ができるか、と地元の人たちが一生懸命になっているときに、私もできることをやっていくというのが、私の考え方です。
いすみ鉄道だけが良くなったからそれで良いんだ、ということではなく、ローカル線問題は日本全国の問題ですから、私が持てる力を惜しみなく発揮しなければならないと考えているわけです。
一人一人が持てる力を惜しみなく発揮すること。
大切なことだと思いませんか?
今頃、この地域の夕飯は千葉県の魚です。
これは楽しいですよ。
ご協力いただきました皆様。
特にJTBるるぶ東北のトラベルプロデューサーの原田さん、菊地さん、ありがとうございました。