今日は津波避難訓練

今日は津波避難訓練を行いました。

この訓練は上越市が主催したもので、ハザードマップで津波被害が予想されるひすいラインを持つトキめき鉄道が協力するという形で、実際の列車を使用して本格的な訓練です。

ひすいラインの列車が谷浜駅を発車直後に緊急速報で津波警報が出たという設定です。

トキめき鉄道では訓練列車を設定し、私も「乗客の一人」として参加しました。

10:10、列車が谷浜駅を出たところで緊急速報。
参加者のスマホが一斉に鳴りだします。
参加者に鳴りだすということは、上越市全域で緊急速報が流れたということですから、本格的なものです。

駅間で停車した列車から次々と乗客が線路に降りていきます。
駅間で停車している列車から飛び降りる?ってのはなかなかできないというか、平坦区間でも線路は少し高くなっていますから、思ったよりも車高が高く、なかなか難しいものがあります。

上越市では谷浜地区に対策本部を設置していますが、避難したのはそれとは別の高台にある指定された場所。
ここまで警報から14分ほどが経過していました。

避難場所となった高台から見た海岸線。
訓練列車が停車しているのが見えます。

日本海沿岸では津波は10分以内に到達すると言われていますので、まだまだ工夫が必要だということですね。

この後、地震の影響で山間部の砂防ダムが決壊し、近隣地区の緊急避難が行われましたが、日曜日に雪月花も観光急行も走る中でこうした本格的な訓練が行われたことは、津波も地震もいつ来るかわからないという状況設定としては「あり得る」ことですから、なかなか実践的だったと思います。

最後に運輸部長から「乗務員は常日頃から、今ここで地震が起きたら、今ここで津波警報を受けたら、どこに停車して乗客をどこへ誘導するか考えて運転するように。」とありましたが、本当にその通りですね。

ボーッと生きていてはダメなのであります。

ご参加いただきました市役所の皆様、消防、警察関係の皆様、乗客役となった職員各位、お疲れ様でございました。